「SEO対策で検索エンジンからのアクセスを増やすぞ!」と思いたったは良いものの、色んな情報があり過ぎて何から手を使えていいかわからず、途方にくれていませんか?
キーワードの検索順位を上げたくても、SEO初心者の内は何をすべきかわからないのが現状です。この記事ではSEO対策の全体像を基礎からお伝えします。
先にSEO対策の全体図をお見せしておくとこんな感じです。
この図を印刷するか、画像を見ながら解説を聞いてもらえるとより頭に入ると思います。
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★SEO対策を丸ごと学びたいならこの記事がおすすめ!★
ブログSEO完全習得マニュアル(入門~上級まで全12記事+4本の動画で解説)
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SEO対策とは?
SEO対策を一言で言うと、検索エンジンで自分のサイトやブログを特定のキーワードで上位表示させるための対策のことです。
例えば上記の画像で言うと「Windows10 遅い」というキーワードでSEO対策をしていますが、このキーワードからのアクセスだけで毎月3万PV以上を集められています。
僕のサイトの中でも一番のアクセスの柱になっている記事です。
また、この記事では「Windows10 遅い」以外のキーワードでも検索上位が取れています。
SEO対策をした記事:Windows10が遅い原因と13の対処法(起動・動作別・画像解説付き)
- Windows10 遅い→1位
- Windows10 起動 遅い→1位
- Windows10 シャットダウン 遅い→1位
- Windows10 動作 遅い→8位
- Windows10 インターネット 遅い→4位
- windows10 ネット 遅い→4位
- Windows10 遅い ネット→3位
- Windows10 重い→2位
※一度検索上位が取れると、関連するキーワードでも検索上位に上がりやすくなる。
SEO対策で上位表示をすることによって、より多くの見込み客との接点を作ることができます。
SEO対策のメリット・デメリットとは?
SEO対策には大量のアクセスが見込めるというメリットもありますが、当然デメリットもあります。
では具体的にどんなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう。
SEO対策のメリット一覧
- 誰でも無料で始められる
- 検索上位になれば安定してアクセスを集められる
- 検索キーワードからニーズが汲み取りやすい
- サイトの価値を上げることによって自分(自社)の価値が上がる
SEOのメリットは無料で始められるという点です。SEO業者に依頼したりコンサルを受ければ別ですが、原則無料で始めることができます。
SEO対策のデメリット一覧
- 上位表示までに時間(最低3ヶ月~半年)がかかる
- 記事を書くのに労力がかかる
- アルゴリズムのアップデートによって検索順位が変動することがある
- 検索ユーザー以外には情報が届かない
SEO対策は上位表示されれば安定的にアクセスを集められますが、上位になるまでに時間がかかるのが特徴です。
ブログはとにかくコツコツが大切なので、短期的な成果を出したいという人よりも、コツコツ長期的な資産を積み上げていける人に向いています。
Googleは常にユーザーファースト
「SEO対策をしよう!」と思うと、多くの人は手法に目がいきがちですが、SEO対策の基本中の基本はユーザー を大切(ファースト)にすることです。
Googleが掲げている10の理念では、主にこんなことが言われています。
Googleが掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用元: http://www.google.com/intl/ja_JP/about/company/philosophy/
第一の理念で「ユーザーに焦点を絞れば、他のものは後からみなついてくる」と書いている通り、Googleが大切にしているのはユーザーです。
下記の図を見てみましょう。
これはGoogleのビジネスモデルをシンプルにまとめたものです。
それぞれ図を分解してみると
- Googleはユーザーに検索エンジンを提供し
- ユーザーはGoogleに閲覧データを提供し
- Googleは広告主に広告枠を提供し
- 広告主はGoogleに広告費を支払う
=Googleは広告費で収益化している
ということになります。
つまり、Googleはユーザーに無償で検索エンジンを提供してユーザー数を増やし、そのユーザー数を活かして広告枠を販売することで収益化しているのです。
ここで肝心のユーザーがいなくなってしまえば、Googleは収益化ができなくなってしまいます。
だからGoogleは検索ユーザーを最優先で大事にするのです。
よくSEO対策をする上で
- HPを作ることが大切なのか?
- どのSEO業者に頼むのが良いのか?
- 自社でSEO対策をするには何から始めれば良いのか?
など悩むことは多いですが、大切なのは「この検索上位表示をするために何をすべきか?」ではなく「検索ユーザーが求めるものは何か?」という問いです。
それがSEO評価を高めるコンテンツに繋がるからです。
SEO対策をする上では「このキーワードでユーザーが求める情報は何か?」を常に意識しておく必要があります。
SEOの種類について|ブラックハット・ホワイトハットの違い
SEO対策の種類を大きく分けると
- ブラックハットSEO
- ホワイトハットSEO
の2つになります。
ホワイトハットSEO
ホワイトハットSEOはGoogleのガイドラインに基づいてサイト運営を行うSEO対策です。
Googleの理念や検索エンジン最適なスターターガイドなどに沿ったSEO対策で、Googleにとって好ましいサイトを作っていきます。
当サイトもユーザー第一のホワイトハットSEOで作られています。
「とにかく裏技よりも王道でいきたい!しっかりとコンテンツを作り込んで、ライバルに勝ち抜くサイトにしていきたい!」という人はホワイトハットが良いと思います。
ちなみに僕の場合は「誠実が良い!」という訳ではなく、精神衛生上ホワイトの方が良いからそうしています。
ブラックハットSEO
ブラックSEOはホワイトハットとは逆に、検索エンジンのアルゴリズムの裏を書いた上位表示技術のことです。
※検索エンジンのアルゴリズムとは、検索エンジンのランキングを決める計算式のようなものです。この計算式によって毎日、検索順位が決まっています。
例えば
- 自演リンク…サテライトサイトを作り、メインサイトに自作自演でリンクを貼る方法
などがブラックハットSEOに当たります。
過去のSEOでは他にもワードサラダやクローキングなどのブラックSEOがあったようですが、現段階でよく使われているのは中古ドメインとサテライトサイトを使った自演リンクです。
ホワイトハットと比べてリスクを抱える分、速いスピードでの上位表示が可能と言われています。
ブラックハットSEOについてはなかじさんのサイトでかなり詳しく書かれています。
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SEO対策で検索上位表示させるための4原則
SEO対策で検索上位表示を獲得するためには
- コンテンツ作り
に最も注力する必要があります。
特には
- 検索意図にマッチしたコンテンツを作る
- 専門用語が少なく、わかりやすい文章を書く
- オリジナルコンテンツを作る
- キーワード対策をする
この4つを抑えたコンテンツ作りが大切です。
では具体的にどうすれば良いのか?について見ていきましょう。
1.検索意図にマッチしたコンテンツを作る
1つ目は検索意図にマッチしたコンテンツ作りです。
検索意図とは「何のために検索しているのか?」というユーザーの意図のことです。
例えば
- ノート 書き方
という検索キーワードであれば「ノートを上手くまとめられるようになりたい!」という意図があるかもしれませんし
- 渋谷 南口 ステーキ
であれば「渋谷の南口で付近でおいしいステーキ屋を見つけたい」という意図であると推測できます。
検索意図にマッチしたコンテンツはユーザーからの高評価に繋がります。
また、ユーザーから評価を受けるコンテンツはSNSでのシェアや、サイト内での自然リンクの獲得にも繋がります。
内部リンクのこと分かりやすいよ!
記事中に内部リンクを貼る際に守るべき6つのポイント https://t.co/2O5yfq2DdK @arata0_100さんから
— ジュンイチ(松原潤一) (@Junichi_Santa) May 24, 2018
SEOライティングについて。Googleにも人間にもわかりやすい記事を書きましょうというもの。確かにわかりやすかったです。 #SEOhttps://t.co/gL3NhRGUZO
— クローバ PAGE (@qlobacom) April 25, 2018
ホワイトハットで上位表示をするためには、いかに自然リンク(ナチュラルリンク)をもらえるか?が重要です。
そのためにも「このキーワードで検索しているユーザーの意図は何か?」を考え、その質問への回答となるコンテンツを作ることを心がけましょう。
詳しくは検索意図とは?”SEOに強いコンテンツ設計”の基本で書いているので、ぜひ読んでみてください。
2.専門用語が少なく、わかりやすい文章を書く
記事内の文章は専門用語を使わず、誰でも理解できる文章を心がけましょう。
例えばこんな文章だったら読む気をなくしませんか?
ブログで集客をするためにはWEBマーケティングが必須です。
WEB集客ファネルを作り込み、落とし込んでいくことでより濃い属性の見込み客を獲得することができます。
見込み客へのリーチを増やすためにも、WEBマーケティングの本質を学ぶことが重要です。
なんだか小難しいですね。
読んでるだけで眠気を誘う安眠まくらのような記事です。専門用語が多いと理解するのに時間がかかり、読み手が離脱してしまいます。
ではこうしてみるとどうでしょうか?
あなたのブログをたくさんの人に読んでもらい、お客さんにするためにはWEBマーケティングを学ぶことが大切です。
「WEBを使って、どこからどうやって集客するのか?」を考えることで、よりあなたの商品を購入しやすい読者を集めることができます。
より見込み客への接点を増やすためにも、まずはWEBマーケティングを学ぶことが大切です。
誰でもわかる言葉を使うことでかなり読みやすくなりましたね。
専門用語や難しい言葉をできるだけ省いて文章を書くことで、ユーザーが理解しやすい文章になります。
3.オリジナルコンテンツを作る
コンテンツはオリジナルであることが大切です。
オリジナルとは「他にはない」という意味です。他のサイトでは書けないような記事を書くことで、検索上位を獲得するのに役立ちます。
例えば下記の記事は「目標 挫折」で2位になっています。
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参考記事:目標をことごとく挫折し続けている君へ。
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この記事では
- 僕が過去、挫折したり何度目標を立てても達成できなかった
という実体験を踏まえてオリジナルコンテンツを書いた結果、検索2位まで浮上することが出来ました。自分の実体験ベースのコンテンツを作ることでオリジナリティを出すことができます。
4.キーワード対策をする
SEOで浮上するためにはキーワード対策が重要です。
キーワード対策とは
- タイトル(title)
- ディスクリプション(description)
- リード文(記事の導入文)
- 見出し(h2~h6)
などのタグに適切なキーワードを入れるということです。
例えば「ノート 書き方」というキーワードを使う場合は、タイトルやディスクリプション、リード文に「ノート 書き方」を埋め込んでおくのがベターです。
詳しくはSEOライティングの超基本!初心者が絶対に抑えておくべき12のポイントで書いてますが、検索キーワードを適切に配置させることでSEO評価のアップに繋がります。
まとめ
SEOの全体像を知ることで、何から取り組むべきか?が明確になります。
また、SEOに明確な答えはないので、1つずつ知識を取り入れながら記事を書いていくのがおすすめです。
SEO対策を一気に学びたい場合はブログSEO完全習得マニュアル(入門~上級まで全16記事+4本の動画で解説)でもご紹介しているので順番に取り組んでみてくださいね!
それではこのへんで失礼します。