文章力は誰でも必ず上達します。
この記事では100万文字以上書いてきた僕が
文章力を上げるために行ってきた方法をまとめて解説します。
是非、じっくり記事を読みながら1つ1つ実践してみてください。
文章構成力を身につける(アウトライン)
まずは文章構成力(アウトライン)を身に付ける方法です。
文章を書く上で僕が最も大切にしているのが
- 文章構成(アウトライン)
です。
文章構成とは例えば以下のようなものです。
ターゲット:38歳の会社員男性。既婚で子供が1人。ブログ歴は3ヶ月目。文章を書くことに大して苦手意識のあるブログ初心者。養育費や子育てのことを考えると会社員のままでいいのか不安になる。
理想の未来:文章を書くことに対する苦手意識やプレッシャーがなくなり、スラスラ楽しく書けるようになる
タイトル:「文章力が全くない人」の苦手意識を消し去る5つの方法
見出し:文章力が全くない人は存在しない
小見出し:文章が書けない=文章を作るための型がない
小見出し:型があれば誰でも文章は上手くなる
見出し:読みやすい文章をスムーズに書くための5ステップ
小見出し:1.ゴールを決める
小見出し:2.材料を出す
小見出し:3.並べ替える
小見出し:4.埋める
小見出し:5.整える(足す・削る)
見出し:まとめ
構成に沿って記事を一気に書き上げるイメージです。もちろんこのサイトの記事も構成を作ってから文章を書いています。文章が書けないという人は、文章力よりも先に構成力を身につけていきましょう。
1.読んで欲しい相手(ターゲット)を決める
まずは読んで欲しい1人の相手を決めます。
出来れば「どちらかと言えば好きな部類の人」をイメージしてください。嫌いな人だと多分、あまり良い文章は書けません。
ターゲットの決め方は
「こんなことに悩んでいる人」ではなく
事実を並べた方がより細かく知ることができます。
例えば下記のような情報があったらどうでしょうか?
- 年齢:38歳
- 性別:男性
- 仕事:会社員で都内勤務(渋谷駅から徒歩5分)
- 既婚(子供1人)
- 住所:田園都市線沿い
- 服装:仕事時はスーツ。プライベートはチェックのシャツとジーパン
- 趣味:副業(3ヶ月前からブログを始めた。3週間前にGoogleアドセンスを通過)
- 悩み:仕事が忙しくて子供に中々かまってやれない割に給料は安く、養育費のことも考えると不安になる。そのためにブログを始めてみたが、中々結果が出ず、特に文章を書くことに大してまだ抵抗感がある。もっとスラスラ書けるようになりたい。
都内に住んでないとあまりイメージできないと思いますが。笑
それでも「文章が書けなくて悩んでいる人」よりも遥かにイメージしやすくなると思います。このターゲットのことを考えると「ブログのために文章を上達させたいが、そこまで1日の時間は取れない」のがわかると思います。
1人のターゲットを決めることで、求める情報も明確にイメージできるようになります。
2.ターゲットの最悪の未来をイメージしてみる
次はターゲットの最悪の未来をイメージしてみましょう。
最悪の未来とは「自分の書いた文章(記事)を読まないことによる損失」のことです。
例えば上記のターゲットが
記事を読まないことによる損失をあげると
- 文章を書いても書いてもまとまらないまま時間だけが過ぎていく
- 文章を書くのがどんどん億劫になってブログを諦めてしまう
- 「自分は文章はが苦手なんだ…」と諦めて苦手意識のループから抜け出せなくなる
などが思い浮かびました。
注意すべきは「1億円の借金を背負う」などの突拍子もない損失は意味がないということです。
あくまでその人(ターゲット)がイメージできうる現実的な損失を思い浮かべるようにしましょう。
3.ターゲットの理想の未来をイメージしてみる
次はターゲットの理想の未来をイメージします。
理想の未来は「最悪の未来を反転したもの」なので簡単ですね。
- まとまりのある文章が楽に書けるようになる
- 文章を書くことがどんどん楽しくなってくる
- 文章に対する苦手意識が解消され、苦もなく書けるようになる
などになります。
上記の3つの要素を踏まえてもいいですし、
1つに絞ってもOKです。
1つに絞るとより文章が書きやすくなります。
4.テンプレートで文章構成を作る
次はテンプレートで文章構成を作ります。
テンプレートとは文章を迷いなく書くための型のようなものです。テンプレートを使うことで文章を書くのが苦手な人でもスムーズに文章を書くことができます。
文章構成の作り方は「文章力が全くない人」の苦手意識を消し去る5つの方法で詳しく解説しているので、記事を参考に構成を作ってみてください。最終的にできた文章構成はこちらのなりました。
見出し:文章力が全くない人は存在しない
小見出し:文章が書けない=文章を作るための型がない
小見出し:型があれば誰でも文章は上手くなる
見出し:読みやすい文章をスムーズに書くための5ステップ
小見出し:1.ゴールを決める
小見出し:2.材料を出す
小見出し:3.並べ替える
小見出し:4.埋める
小見出し:5.整える(足す・削る)
見出し:まとめ
この見出しを元に文章を書いていきます。
伝わる文章を書く(執筆)
次は作った文章構成を元に文章を書いていきます。
構成が練り上げられているほど文章を書くのは楽なはずです。
ここでは最低限、文章を読んでもらう上での5つのポイントを解説します。
5.読み手のことだけ考える
基本的に読み手のことだけ考えましょう。
自分の話や思いは一旦捨てて、ターゲットが頭から離れないようにします。
もちろん自分の想いも大切ですが
「あれも必要…」
「これも必要…」
と自分の意見を取り入れていると収拾がつかなくなります。せっかく読み手をイメージできているのですから、ここでは読み手のことだけを集中して考えるようにしましょう。
6.「相手は何も知らない」前提で書く
これは専門分野に詳しい人にありがちですが
文章を書く上で「これくらい知っているだろう」は厳禁です。
自分が思っている以上にターゲットは自分の知識やスキルを持っていません。
これは僕がブログを指導してきた中でもかなり思ったことです。
- IE(インターネットエクスプローラー)を使ってる
- ショートカットキー(コピペ系)を全く知らない
- Google検索で適当に画像をパクる
- アイキャッチ画像を付けない
- SNSで記事を宣伝しない
- 10記事とかで上手くいくと思っている(割と本気で)
などなど数えればキリがありません。
「自分が知っていることは他人はほぼ知らない」
そう思ったほうが知っている人も知らない人も読める文章になります。
7.専門用語を使わない
文章中に専門用語は極力使わないようにしましょう。
厳密には使ってもいいですが、使う場合は必ず説明を入れるようにしましょう。
NG例:ビジネスを成功させるにはマーケティングが必要です!マーケティングによってビジネスは上手くいきます。
OK例:ビジネスで多くの人に商品を販売するためにはマーケティングスキルが必要です。マーケティングスキルとは集客から販売までの仕組みを作る一連のスキルのことです。マーケティングを学び、実践することによって安定した利益を得ることができます。
前者と後者のどちらが読みやすいかは一目瞭然だと思います。
- 専門用語を極力使わない
- 専門用語を使うなら詳しい説明を入れる
上記の2つを意識するだけでかなり読みやすい文章になります。
8.具体的な言葉でイメージをさせる
文章は具体的な方がイメージしやすくなります。
また具体的にすることで自然と文章量を増やすことができます。
例えば「水」よりも「コップに入った水」の方がイメージしやすいですし「コップに入った富士山の天然水」の方が更にイメージしやすくなります。
「外でご飯を食べた」なら
- 「どこで?」
- 「何を?」
- 「いつ?」
- 「なぜ?」
- 「写真は?」
- 「お店は?」
- 「店内の雰囲気は?」
- 「サービスは?」
と、どんどん情報を具体的にしていったほうがわかりやすくなります。
9.明確な表現をする(あいまい言葉を使わない)
文章は明確な表現をした方が理解しやすいです。
たまに上手い言葉で形容したがる人もいますが、正直いりません。
「まるで~のように」
「後光がさして」
「~の如く」
こういった「上手い言い回し」も要りません。
「相手に伝えたいことが伝わる」
これが出来れば十分です。
文章の見直しをする(推敲)
文章は見直しによって驚くほど良くなります。
- 伝わりにくい部分
- 日本語的におかしな表現
- 誤字脱字
など入念な見直しをして修正をしていきます。
10.見出しの順番に違和感はないか?
見出しの順番に違和感がないかを確認しましょう。
読んでいて順番がおかしい場合は「見出し+文章」の位置を並べ替えてみて、もう一度読んで確認してみましょう。
僕の場合は文章を読んで違和感を感じたら
- 見出しの言葉を変える
- 見出しの順番を変える
- 見出しを足す・削る
の3つの中のいずれかの対処をしています。
11.誰が読んでも理解できる内容になっているか?
誰が読んでも理解できるか?を細かくチェックしていきましょう。
- 専門用語を使っている箇所
- 例え話
など、何気ない箇所に「自己流の言葉」が入っていることは多々あります。意識して使っているなら問題ありませんが、無意識に小難しい言葉を使っているなら今すぐ直しましょう。
それだけで読みやすい文章に激変します。
12.ダラダラと長い文章になっていないか?
くどい表現や長たらしい文章になっていないかをチェックします。
読み手は長い文章が読みたいわけではありません。
結果的に長い文章を全部読んでしまうことがありますが、できれば短時間で良い情報を手に入れたいと思っています。
無意味な長い文章は逆効果です。
出来る限り無意味な箇所を削ってシンプルな文章にしましょう。
13.説明不足になっていないか?
文章に説明不足な部分がないかを確認しましょう。
人は頭の中に「?(疑問)」が浮かんでしまうとどんどん読む気がなくなります。事前に相手の頭に浮かぶであろう「?(疑問)」を予測しておいて、十分な説明を入れておきましょう。
僕も1つ1つに十分な説明を入れるようにしています。
そのおかげで「すごくわかりやすい!」というお声をいただけるようになりました。丁寧な説明を入れることは地味ですが、すごく大切だと思っています。
14.誤字・脱字はないか?
最後に誤字・脱字をチェックします。
些細な誤字脱字なら気になりませんが「ラーメン」が「ラーモン」とかになっていたら、そこばかり気になってしまいます。
致命的な誤字脱字がないように入念なチェックをしましょう。
まとめ
文章は必ず上達できます。
しかし闇雲に書いて上達するほど甘くもありません。
- 構成(アウトライン)
- 執筆(ライティング)
- 推敲
3つを1つ1つ丁寧にこなすことが大切です。
是非、この記事を参考にしながら丁寧に文章を組み上げてみてください。必ずあなたの文章の上達に役立つはずです。
それではこのへんで。
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