ブログのターゲットを絞るべき理由とその具体的な方法とは?

「ターゲットを絞ることが大切です」
ビジネス書や集客の勉強をすると
必ず出てくるターゲットの話が。
でも実際のところ、
ターゲットを絞る理由やメリットが良くわからず半信半疑になっていませんか?
いくら「ターゲットを絞れ!」と言われても「面倒な上に効果があるのかわからない…」という状態ではやる気にならないのも事実です。
そこでこの記事では
- なんでターゲットを絞るのか?
- ターゲットを絞るとどんな良いことがあるのか?
という疑問を詳しく解説していこうと思います。
目次
そもそも”ターゲット”とは何なのか?
そもそもターゲットとは何なのか?という話をしておくと、
- 将来、あなたのお客さんになる人達(見込み客)
のことです。
あなたのブログを定期的に読んでくれたり
サービスや商品を買ってくれたり、主にメインのお客さんになる人をターゲットと呼びます。
つまりターゲットを決めるということは「中心となるお客さんを決める」ということになりますね。
では”ターゲットを絞る”とは?
ではターゲットを絞るとは何か?というと、
- 1人の見込み客を明確にすること(絞り込むこと)
です。
「ターゲットは誰ですか?」と聞かれたら
「こういう人です!」と即座に答えられるくらい1人の見込み客を明確にすることです。
- ターゲットを絞る=1人の具体的なターゲットを定義する
と覚えておくと良いと思います。
ターゲットを絞る(明確にする)べき理由
ではなぜターゲットを絞るべきなのか?
というと、あなたのビジネスにはハッピーにするべき1人の見込み客が必要だからです。
あなたのブログのファンになってくれて、
商品を買ってくれる1人の見込み客が必要だからです。
その1人の見込み客を具体的にイメージすることで
お客さんが求める価値を生み出すことが出来るのです。
人は「価値を感じるから」情報を見るし、物を買う。
そもそも何故、
人はブログを読んだり商品を買ってくれるのか?というと、
- 価値を感じているから
です。
人は価値を感じるから商品を買い
価値を感じないから買わないのです(価値があっても買わない人はお金にそれ以上の価値を感じている)。
例えばあなたがいまこの記事を読んでいるのは「なんとなく」ではなく
- 価値ある情報と感じてくれているから
ですよね。
そうでなければ読まないはずです。
人は価値のある場所、人、情報にアクセスが集中します。
人は価値を感じているものに反応し
お金を支払うのです。
人は価値がある情報を見て価値ある商品を買います。
価値があるからこそ時間を割いたり、お金を払おうと思えるのです。
価値は「変化力」によって生み出される
ではその価値は
どうやって生み出すのか?というと
「商品やサービスを買うことによる人生の変化を示すこと」によって生み出されます。
つまり
- 満たされない状態→満たされたハッピーな状態
この変化力こそが価値になります。
上記の画像を見ていただくと
悩みや問題がある状態から解放されてハッピーな状態に変化していますね。
このハッピーな状態を手に入れるために人は記事を読み、商品を買います。そして売れる商品には総じてこの変化力があります。
下記の例を見てみましょう。
髪が傷んでいる状態→サラサラな髪になる!
仕事量が多すぎて辛い…→仕事を超高速でこなせるように!
ブログのアクセスが少ない→アクセスが数倍に上がる!
すべて「ある状態(A)からある状態(B)に変化している」のがわかると思います。
この「変化」を生み出すためにはターゲットを絞る作業が必要です。
なぜなら「ターゲット」が見えないと「ゴール」への変化を生み出すことが出来ないからです。ターゲットのない商品を買うことはスタートもゴール地点もわからない100M走を走るようなものです。
価値は「変化力」です。
「変化力」を生み出すためにはターゲットを絞って明確にし、スタート地点を決める必要があるのです。
NG例:ターゲットが曖昧だと価値も分散する
「でもなんだかんだターゲットは広いほうが売上上がるような気がするんですけど…」という場合は、ターゲットを広くしすぎた例を見てみましょう。
■20代女性と30代男性サラリーマン売れている人気の飲料水!
■子供にもおばあちゃんにも人気の本です
■このマンガは誰でも楽しくお読みいただけます
上記を見てわかるでしょうか?
ターゲットが複数いることで価値がふわふわしているのがわかると思います。
果たしてこれらを買う気になりますか?
僕は正直、ウリが弱くて買う気になりません。
このようにターゲットが全く絞れていない場合、誰にも刺さらなくなってしまうのです。
ターゲットが拡げると一見たくさん売れそうですが、実は誰にも売れない中途半端なものが出来てしまうのです。
OK例:ターゲットを絞ると価値が明確になる
ではターゲットを絞るとどうでしょうか。
ちょっと具体例を見てみましょう。
■30代男性サラリーマンに人気の炭酸水!お仕事帰りに喉をスカッとさせませんか?
■お子様に大人気の「読むといつまでも夢中になってしまう」本です。
■強えオトコになりたきゃこれを読め!高校男子必見のヤンキー漫画!
どうでしょうか?
ターゲットを絞ることで価値が具体的かつ明確になっています。ターゲットをビシッと決めることで価値が見えやすくなっているのがわかると思います。
ターゲットは絞れば絞るほど
注目度が下がるように感じますが、
むしろ上がるのがわかるはずです。
「ターゲットを絞る」というのは
「ターゲットにしか売らない」という意味ではなく「ターゲットからの注目度を上げる」ということです。
その結果、ターゲット以外に売れることも多々あるのです。
ターゲットを絞れば注目度が上がり
結果、ターゲット以外からの注目度も上がります。
つまりターゲットを絞ることは利点しかないのです。
ブログにおけるターゲットの絞り方
ではブログでターゲットを
絞る場合はどうすれば良いのか?
僕のブログの場合
まずはターゲットを2択にして
分類しています。
例えば下記の例を見てみましょう。
- 男性?女性
- 20代?30代?
- 会社員?起業家?フリーランス?
- ブログ歴は?ブログを始めたきっかけは?
- このターゲットがこのキーワードで検索をする理由は?
- 何に悩んでいる?またそれは何故?
なぜ?何に悩んで?何のために?何がきっかけで?と質問を掘り下げていって悩みの種を発掘していく。
こんな感じで振り分けていきます。
ちょっと特殊なんですが「このコンテンツが欲しい人ってどんな人だろう?」というのをイメージしてターゲットを逆算していきます。
ポイントは「あまり深く考えずポンポン決めていくこと」です。悩み意味はあまりないので、思いつきで決めていって構いません。
「どっちかっていうとこの記事は男だよね」
くらいのノリで決めていってください。
この記事で僕がターゲットとして定義したのはざっくりこんな感じです。
- 検索キーワード:ブログ ターゲットを絞る
- 男性
- 30代
- 会社員
- ブログ歴:半年
- ブログを始めたきっかけ:社畜生活が嫌になってブログを始めた。現在は独立を目指して毎日更新を目指している。ビジネス経験はない。
- このキーワードで検索をした理由:検索をする中で良く「ターゲットを絞れ」という言葉が言われているが、イマイチその理由や利点がふわふわしてわからず、色んなキーワードで検索をしていく内にこの記事にたどり着いた。ブログを成功させるためにターゲットを絞ることが必要だとわかればやりたい、なければやらないつもり。
あくまで例ですが
こんな感じでターゲットを定義していきます。
※ここでは「ターゲット」と「ペルソナ」をほぼ同義語として扱っています。
ターゲットを見る限り
「ターゲット」という言葉の意味も
ターゲットを絞る理由や利点が良くわからないってところですね。
ターゲットの悩みは「なぜ?」で絞る。
そしてターゲットを決めたら
次は「何故?という問い(なぜ問い)」を使って悩みを見つけていきます。
- 何故このキーワードで検索をしたのか?
- 何故ブログを始めたのか?
- 何故ターゲットを絞る理由や利点を知りたいのか?
- 何故ブログを成功させたいのか?
なぜ問いを使って悩みや望んでいる情報を明確にしていきます。これを繰り返していくと、その人の原点にたどり着くことができ、よりターゲットが明確になります。
- 「なぜ?→答え→なぜ?→答え→なぜ?→答え→なぜ?→もう出んわ!」
というくらいまで掘り下げるて情報を取り出してください。
ターゲットのニーズを満たし、ハッピーになるための情報を提供する
そしてターゲットが明確になったら
ニーズを満たし、ハッピーになるための情報を提供します。
検索キーワード→「ブログ ターゲット 絞る」の場合の具体例
このキーワードで検索した理由→ターゲットを絞ることでビジネスが成功しやすくなるから
→アクセスアップや収益に繋がるような書き方をする。
ブログを始めたきっかけ→今の会社がブラック過ぎていち早く辞めたいから
→アクセスアップや収益に繋がるような書き方をする。
何故ターゲットを絞る理由や利点を知りたいのか?→ビジネスが上手くいくにはターゲットが必要だって聞いたから
→ビジネスを見越した情報を入れる。
まとめると…ブログのターゲットを絞ることで、よりアクセスアップや収益に繋がることを理解してもらい、その上でターゲットの正しい絞り方を理解してもらう
ざっくりですがこんな感じになります。
ターゲットが明確になることで価値が生み出しやすくなったのがわかると思います。
- ターゲットがこんなことに悩んでいる=ならこんな情報を提供してあげよう
- ターゲットがこんなことを望んでいる=ならこんな情報を提供してあげよう
「相手の悩みを解決し、望みを叶える」
という基本原則を抑えるためにもターゲットをしっかり絞って明確にするのが大切ということですね。
まとめ
ビジネスはターゲットありきです。
もちろんブログ初心者の場合はまだターゲットなんて定まらないかもしれませんが、それでも毎回、記事を書く時に少しでもターゲットを定義しながら発信することで徐々に明確になっていきます。
この記事を読む人は男性?
この記事を読む人は何歳?
この記事を読む人は何に悩んでいた?
この記事を読む人は仕事は何をしている?
記事を書きながら少しずつあなたのブログのターゲットを明確にしていきましょう。