どうも、まつです!
この記事では「2021年版!」ということでサーチコンソールの検索パフォーマンスの見方や分析方法を解説します。
SEO対策をするならサーチコンソールの活用は欠かせませんが、使いたての人は「何をどう見て、改善すればいいの?」というのがわからないと思います。
この記事を参考にしながらあなたのウェブサイトの検索パフォーマンス改善に役立ててください。
サーチコンソールの検索パフォーマンスとは?
サーチコンソールの検索パフォーマンスとは一言で言えば
- 検索から”より多くのアクセスを集める”ための機能
と言えます。
ざっくりしてますが、それ以上の言葉が浮かばないのでおそらくこの通りです。笑
検索パフォーマンスの名前の通り、「あなたのウェブサイトが検索エンジンでどう動いているか?」という部分がほぼ全部見れます。
それを改善できるのが検索パフォーマンスです。
なぜ、検索パフォーマンスを見ることが重要なのか?
なぜ検索パフォーマンスが重要なのか?というと
- 改善すべき項目が一目瞭然だから
です。
例えば
- 掲載順位が高いのにクリック率が低い
のであればタイトルやスニペット(ディスクリプション)が原因である可能性が高いですし
- 掲載順位が低い(例えば30位以下)のに表示回数が多い
のであれば相当な検索ボリュームということがわかります(上位を取るに値する)。
検索パフォーマンスでは「あなたのウェブサイトが検索上でどんな動きをしていたか?」などに関する情報がほぼ全部見れるので、SEO順位やクリック率の改善などにも役立ちます。
例えばこのブログでは過去記事のリライトをしてますが、書き直す度に掲載順位が急激に上がっています。
SEO対策をするならサーチコンソールの活用方法は必ず覚えておきましょう。
【検索パフォーマンスの基本的な見方】必ず抑えておきたい4項目とは?
まず検索パフォーマンスを見る上で絶対に抑えるべき項目は
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 掲載順位
の4つです。とにかくこの4つの項目の見方と分析は必ず覚えましょう。
①クリック数
クリック数とはその名の通り
- 特定の検索クエリでクリックされた回数
です。
例えば
- レポート期間:過去28日間
- 検索クエリ:検索パフォーマンス,見方
- クリック数:300
であれば、「検索パフォーマンス 見方」と検索した内、あなたのウェブサイトのページがクリックされたのが300回だった、ということです。
クリック数はそのままウェブサイトの訪問数となるので、クリック数の改善は非常に重要になります。
②表示回数
表示回数は
- あなたのウェブサイトが検索結果に表示された数
となります。
表示された回数はクリック数とは違ってウェブサイトにアクセスされた訳ではなく、あくまで表示されただけです。
ただ、表示回数が多いということはそれだけ検索されている数が多いということなので、多くのアクセス数が見込めます。
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上記の画像をそれぞれ見ても、表示回数が1,171回よりも15,767回のほうがアクセス数が見込めるのがわかります。
表示回数は多ければ狙い目となります。表示回数のさらに詳しい内容についてはこちらの記事をご参考ください。
【参考記事】
サーチコンソールの表示回数のカウント方法(増加・減少の原因も合わせて解説)
②CTR(クリック率)
CTR(クリック率)は
- 表示回数に対してクリックされた確率
のことです。
クリック率の考え方としては
- CTRが高い=悩みが深い、又はタイトルの訴求性が強い
- CTRが低い=悩みが浅い、又はタイトルの訴求性が弱い
という感じで考えておけばOKです(例外は除く)。
CTRが変わるだけでアクセス数が大きく変わるケースもあるので、平均値と比較しながら分析してみるのも面白いです。
検索エンジンの平均CTRはどれくらい?
検索エンジンの平均的なCTRですが、海外のSEO会社がクリック率を検証してくれてたりするので参考程度にはなると思います。
検索順位 クリック率 1位 28.5% 2位 15.7% 3位 11.0% 4位 8.0% 5位 7.2% 6位 5.1% 7位 4.0% 8位 3.2% 9位 2.8% 10位 2.5% ※Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid – SISTRIXさまのサイトより引用
CTRの改善は即、アクセスUPにつながることもあるので分析必須です。
④掲載順位
掲載順位はその名のとおり検索順位のことです。
掲載順位が上がればクリック数もCTRも上がるので、掲載順位のUPはSEOの最重要項目になります。
検索パフォーマンスの分析と改善方法
次は検索パフォーマンスの分析・改善方法を解説します。
①表示回数が多い検索クエリの関連記事を増やす
まずは表示回数が多い検索クエリの関連記事を増やす方法です。
関連記事とは「自分が関連すると思っている記事」ではなく「キーワードの関連性が高い記事」です。
例えば
- 猫背矯正
- 猫背 ストレッチ
- 猫背 デメリット
などは「猫背」という単語が共通しているので、関連性が高くなります。
「いや姿勢とかも関連性高いだろ!」と思ったとしてもそれは心にそっとしまってください。SEOではキーワードの関連性こそが関連性である、と割り切りましょう。
基本的にSEOで検索上位を取るためには一定数の関連記事が有効です。
特に表示回数が多い検索クエリは、上位が取れれば多くのアクセス数を集められるので狙い目となります。
②掲載順位が高い検索クエリのクリック率(CTR)を伸ばす
次は掲載順位が高い検索クエリのクリック率を伸ばす方法です。
掲載順位がすでに上位の場合、クリック率を上げるだけでアクセス数を伸ばすことができます。
単純計算でクリック率15%→30%になったらアクセス数は2倍に増えます。
しかも変更するのはタイトルとディスクリプションくらいなので、中身の文章を変える必要もありません。
クリック率の改善は掲載順位の次に大切な要素になるので、必ず覚えておきましょう。
③過去と現在で比較し、掲載順位が落ちた検索クエリをリライトする
過去と現在で比較しながら検索順位を改善する方法です。
検索パフォーマンスでは
- 過去28日間
- 更にその前の28日間
などを指定して比較することができます。
例えば「過去に書いた記事を書き直したい!」という場合に、どうせなら結果が出やすい記事からリライトしていきたいですよね。
日付の比較機能を使えば、テコ入れすべきキーワードを簡単に洗い出すことができます。
日付機能をクリックします。
今回は過去28日間ずつで比較してみます(過去28日間と、更にその前の28日間)。
比較データが見れます。左側が最新、右側が古い方のデータとなります。
ここで掲載順位が下がっている場合、最新版にリライトしたり、関連記事を増やすなどしてSEO順位を再度上げていく施策をしましょう。
まとめ
サーチコンソールはSEO対策に欠かせないツールとなっています。
特に
- クリック数
- 表示回数
- CTR(クリック率)
- 掲載順位
- 比較機能
この5つ辺りはかなり頻繁に使うことになるので、検索パフォーマンスの基礎知識だと思って覚えておきましょう。