どうも、株式会社SNACのまつです!
この記事ではブログライティングのコツや、基本的な型・テンプレートや記事の書き方を詳しく解説していきます。
ブログライティングスキルは意識すればするほど上達していきます。上達すればするほど滞在時間の伸びや、離脱を減らすことにつながっていきます。
以下はブログライティングを意識し始めた頃と、1年近く経った後の記事の離脱率の違いです。
離脱率が低下(回遊率アップ)しているのがわかります。
ブログのライティングスキルを磨くことによって、ユーザーに読まれやすい文章が書けるようになります。
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ブログライティングとは?
ブログライティングとは、自分が書いた記事をユーザーに読ませることに特化したライティングのことです。ブログライティングは読まれやすさや理解のしやすさに重きを置いていることが多いです。
ブログライティングは
- キーワード選定
- 記事テーマ
- 構成&執筆
までの一連の流れを呼ぶことが多く、書くスキル以外にも必要とされる部分が多いです。またSEOを意識したライティングが基本なため、ブログライティング=SEOライティングとも呼べるかもしれません。
ブログライティングが施された文章は、整理整頓された構成で読みやすく、知りたい情報が手っ取り早く手に入るような流れになっています。
スマホが登場してからモバイルで閲覧するユーザーが大半となったため、スマホでの見え方を重要視する必要性も高まっていますね。
ブログライティングのコツ
ブログライティングをする上で大切なコツは以下の通りです。
【ブログライティングのコツ】
- 最高品質のコンテンツを作る
- 検索意図を網羅する
- 知りたい情報を最速で提供する
- 結論から書く
- 理由や証拠、事例を入れる
①最高品質のコンテンツを作る
1つ目のコツは最高品質のコンテンツを作ることです。
あなたの書いたブログを検索エンジンで上位表示させるためには最高品質のコンテンツが必須になります。だからこそGoogleに評価され、検索上位表示を実現することができるのです。
「最高品質」と聞くと尻込みする人もいるかもしれませんが、安心してください。最高品質とは「そのキーワードにおいて最高品質である」ということです。
ブログを書く際にはかならずキーワード選定をします。そのキーワードの中には競合がほとんどおらず、検索上位がライブドアブログでたったの500文字なんてこともあります。
もし競合が500文字だったら3000文字書けば最高品質ということになります。SEOは相対評価ですから、競合コンテンツの質が低ければ最高品質のコンテンツ作りは比較的楽になります。
②検索意図を網羅する
検索意図を網羅することが重要です。
検索意図とはユーザーが検索をした目的のことで、いわゆるニーズです。
例えばこのブログは「ブログライティング」と検索した人向けに書いていますが、ブログライティングと一言にいっても
- ブログの型を知りたいのか?
- ブログの本文の書きたいのか?
- ブログでアクセスを集める型が知りたいのか?
など検索意図は人によって微妙に異なります。でも検索意図が異なる場合でも「ブログライティング」というキーワードは同じです。
つまり「ブログライティング」で検索上位表示されるためには、「ブログライティング」に含まれる検索意図を網羅的に満たす必要があるのです。
検索意図を満たすコンテンツはブログライティングの大前提になるので、必須スキルとして身につけておきたいですね。
③知りたい情報を最速で提供する
ブログライティングの3つ目のコツは知りたい情報を最速で提供するということです。検索ユーザーの大半が求めることは「手っ取り早く知りたい情報(だけ)を知る」ということです。
自分が求める情報が知れれば十分だからです。
「でも知りたい情報が知れたら記事をぜんぶ読まなくなるのでは?」という疑問があると思いますが、知りたい情報を探すのが面倒だったら即離脱します。書き手は書いたブログをすべて読んでくれると思ってしまいがちですが、ユーザーは想像以上に読んでくれません。
でも知りたい情報が見つかった後についでに他の情報を見てくれることはあります。
つまり
- まずはニーズが満たされる
- 他の情報も興味を持つ
という流れを狙ったほうが、結果的にページ滞在時間や回遊率も伸びやすくなるということです。
④結論から書く
文章は結論から書くのが基本です(という結論を書いています)。
ブログの文章は基本的に結論から書いて、その結論を肉付けする構成で書かれています。
結論から書く目的は「ユーザーの興味を引き付けるため」です。例えば以下の2つのタイトルを見てください。
どちらが興味を惹きますか?大半の人は後者だと思います。
なぜなら「宝くじで300万円当たった」という結論(事実)の方が興味性が高いからです。
まだちょっとわかりづらい人のために以下の例も出してみました。
さて、どっちが興味を引くでしょう。これも後者の方がすぐ結論に入っていて興味を惹きませんか?
どちらの事例も共通するのは「結論から書いている」ということです。文章の始めにすぐ結論を書いて興味を惹くことでユーザーに読ませることができます。
⑤理由や証拠、事例を入れる
「じゃあ結論を書けばいいんですね」と結論づける前にもうちょっと待ってください。たしかに結論を書けばユーザーの興味を惹くことができますが、大事なのは結論となる事実がスカスカにならないことです。
例えば「宝くじで300万円当たった」と唐突に言われて信じられますか?
多くの人は「ああ、ホラ吹き乙」と思ってしまうと思います。ではその事実を信じてもらうためにはどうすればいいか?そう、根拠を提示することです。
例えば宝くじだったら
- 自分が買ったくじの写真
- 当選番号
などがあれば信憑性が高まりますよね。
「美味しい味噌ラーメンの作り方はこちらです」という結論を信じてもらうためには、美味しそうな味噌ラーメンの写真を見せることです。
検索ユーザーは常に情報を疑ってみています。だからこそちゃんと証拠を提示することで信用して読んでもらうことができるのです。
ブログライティングの型・テンプレート
ここからはブログライティングの型・テンプレートを紹介します。使用するのは以下のテンプレートです。
ブログ記事のテーマによって変わりますが、大まかに分けるとこんな感じです。
テンプレートをパート毎に分けると以下の通りになります。
この5つです。このテンプレートの通りに書くことで読まれやすいブログ記事が完成します。
ではもう少し詳しく説明していきましょう。
①タイトル
タイトルにはSEOキーワードを含めたものを作成します。
例えばこの記事であれば「ブログライティング」がメインキーワードで、h2に使う関連キーワードは「コツ」「型」「テンプレート」です。
タイトルにはメインキーワードを最も前半に入れ、後半にh2に入れるキーワードを入れ込んでいくのがセオリーとなっています。
だから今回のタイトルは
- ブログライティングの5つのコツ(型・テンプレートも紹介)
となるのです。メインキーワード、関連キーワードをタイトルに含めることによってタイトルを見た瞬間に記事の概要が理解できます。
②リード文
リード文にはタイトルや関連キーワードを含みつつ自然な文章になるように作成していきます。また「この悩みや問題を解決します」としっかり提示しましょう。
具体例は以下のとおりです。
上記の文章を見ると、さりげなくタイトルや見出しのキーワードが入ってることがわかると思います。記事前半のキーワードはSEOにおいて重要なので自然と盛り込むようにしましょう。
③見出し(h2)
見出し(h2)には関連キーワードを含むものを入れて作成します。この記事を見ると以下のキーワードがh2に入っていることがわかるでしょう。
- ブログライティングのコツ
- ブログライティングの型・テンプレート
このように関連キーワードでも検索エンジンでヒットするようにキーワードを盛り込んでいきます。
④小見出し(h3)
小見出しは見出し(h2)のテーマを更に細かく分けたものです。
例えば以下のような分け方で使われることが多いですね。
- h2:美味しい味噌ラーメンの作り方
- h3:野菜を切る
- h3:フライパンに油をひく
- h3:野菜を炒める…
こんな風にh2タグの中にh3で更に箇条書きで分けていくイメージです。ちなみにh3タグはSEOは特に意識しなくてもいいですが、キーワードを入れておくとたまに引っかかることもあります。
⑤まとめ
まとめでは記事の内容を復習するような形で振り返ります。ただまとめはSEO上の意味はほとんどありませんので、記事全体の内容をざっくり振り返るような内容になっていれば何でもOKです。
ブログライティング(書き方編)
さてここまで型やテンプレートについて書いてきましたが、ここからは文章を書く際に意識すべき書き方についてまとめてみました。
①見る文章を意識する
「見る文章」を意識しながら書きましょう。
「見る文章」とは一文字ずつ読むのではなく、画面を見させるように読んでもらうということです。
パソコンで文章を読んでいた時代とは違い、スマホのユーザーは集中力が低いため、一文字ずつ読むユーザーは少なくなっています。
そんなユーザーに読ませるためには「視覚的に暇をさせない」ということが重要です。
こんな感じで装飾や太字、色字を使って見るように読ませるということです。
このブログを読んでいる人なら、ライティング専門の人ですから読む力がありますが、普通の人はすぐに離脱すると思ったほうがいいです。
1スクロール毎にデザインに変化を付けることで飽きさせずに読ませることができます。
②専門用語を使わない
専門用語はなるべく使わないようにしましょう。
例えばこの記事では「ブログライティング」や「SEO」という言葉を使っていますが、何も知らない初心者にSEOやライティングといってもまったくわからないですよね。
対象とするターゲットにもよりますが、検索エンジンで調べる人は大半が初心者な傾向があるため、難しい言葉は省いたほうが無難です。
ブログライティングにおいてはターゲットが理解できる言葉を使って文章を書くようにしましょう。
③形容詞を単体で使わない
形容詞は単体で使わない方がいいです。形容詞とは状態や様子をあらわす言葉で、以下のような言葉が当てはまります。
美しい、優しい、賢い、虚しい、怖い、痛い、悲しい、美味しい、醜い、悔しい、可愛い、 大きい、長い、若い、赤い、深い、遠い、暗い、薄い、古い、太い、新しい、明るい
形容詞の特徴は「感覚である」ということです。
例えば「赤い」などは人の感覚によってどれくらい赤いかが違うので、単体ではわかりづらいんですよね。
- 「りんごくらい赤い」
- 「ワインレッドくらいの赤さ」
など具体例を加えるとわかりやすいので、形容詞を使うなら具体例を組み合わせて使うのが無難です。
「大きい」なども感覚的なので、「軽自動車くらいの大きさ」など誰でもわかる例をあげてあげるとわかりやすくなります。
④飛ばし読みができる文章にする
飛ばし読みができる文章にしましょう。飛ばし読みできるとは重要な箇所だけ読めば理解できるような構成にするということです。
↑↑↑
上記の文章は太字の部分だけ読めば理解できるようになってますよね。文章って一字一句すべてを読み込まないと理解できないケースってほとんどありません。
主要な単語を見ればだいたいは理解できるので、主要な単語に太字やマーカーなどを付けて飛ばし読みができるようにしましょう。
⑤漢字の使いすぎに注意する
漢字の使いすぎに注意しましょう。
漢字に変換できるからといってなんでもかんでも漢字にしてしまうと、字が詰まって読みにくくなってしまいます。例えば以下の文章を見てください。
漢字が多くて文章が詰まっているように見えませんか?漢字の割合が多すぎると読みづらくなることもあるのです。
この場合はこうします。
このように適度にひらがなを使うことで読みやすくなりました。ブログライティングのポイントは「見るように読ませる」ということです。
文章の正しさとしては漢字を使ったほうがいいですが、ブログでは視覚的な見やすさ・読みやすさを意識しましょう。
⑥言い回しを変える
適度に言い回しを変えるようにしましょう。
言い回しとは「しましょう」「してください」などの言葉の表現のことです。まったく同じ言い方や表現が続くと、くどく見えてしまうことがあります。
- 「~しましょう」
- 「~しましょう」
- 「~しましょう」
というよりは「~しましょう」「~してください」「~します」「~するといいです」など表現方法を変えて書くようにしましょう。
⑦表や箇条書きを使う
表や箇条書きを使うようにしましょう。
表や箇条書きを使うメリットは以下の3つがあります。
- 読者の目に止まりやすい
- 要点が理解しやすい
- 要点ごとに文章が読める
箇条書きのメリットを箇条書きでまとめてみました。表(Tableタグ)は箇条書きでまとまらないほどの項目があったり、比較対象がある場合に使います。
どちらも情報を整理して見やすくする効果があるので、見え方を変えたり、情報を整理整頓して見せる際におすすめです。
まとめ
最後にブログライティングのコツや基本の型、文章の書き方についてまとめてみました。
ブログライティングとは? | ブログライティングとは、自分が書いた記事をユーザーに読ませることに特化したライティング |
ブログライティングのコツ | ①最高品質のコンテンツを作る ②検索意図を網羅する ③知りたい情報を最速で提供する ④結論から書く ⑤理由や証拠、事例を入れる |
ブログライティングの型 | ①タイトル ②リード文 ③見出し(h2) ④小見出し(h3) ⑤まとめ |
ブログライティング(書き方編) | ①見る文章を意識する ②専門用語を使わない ③形容詞を単体で使わない ④飛ばし読みができる文章にする ⑤漢字の使いすぎに注意する ⑥言い回しを変える ⑦表や箇条書きを使う |
ブログライティングは読み手にとっては理解しやすく親切で、ぼくら書き手にとってはSEOで上位表示しやすくアクセスの集まりやすい記事が書けるスキルです。
ただし最高品質の記事を書くスキルは一朝一夕では身につきませんので、日々勉強しながら実践を重ねていくことが重要です。
ブログライティングのスキルを磨くなら一冊の本を買って丁寧に覚えておくのがおすすめです。僕が神推ししている一冊を貼っておきます。
ブログ初心者から中級者までも参考になる書籍なのでぜひ読んでみてください。