どうも、株式会社SNACのまつです。
「Googleタグマネージャって聞いたことはあるけどよくわからん…」と思いながら地味に避けてたんですが、いざ使ってみたらくっそ便利過ぎて発狂しました。
正直、WEBマーケティングをするなら一刻も早く取り入れたほうがいいです。
タグマネージャは
- ブログ集客
- アフィリエイト
- コンテンツマーケティング
など、どの分野でも確実におすすめできるツールです。
この記事では「タグマネージャって何?そもそもタグって?」という基礎的な話から「メリットやデメリットは?」という話まで、初心者向けに超わかりやすく解説してみました。
Googleタグマネージャとは?
まず、タグマネージャを一言で言うと、複数のタグを一括管理できるツールです。
「だからそれがわかんねえんだっつの!」
という気持ちは痛いほどわかります。
そもそもの専門用語がわからないんですよね、わかりますわかります。
タグって何ですか?
タグってそもそも何なの?って話ですね。
タグを一言で言うと「Web上で仕事を与える為の命令文」だと思えばいいです。
例えば会社の仕事で部下に指示を出す場合は、日本語で指示しますよね。そして部下はその日本語の指示を聞いて仕事をこなします。
これと基本的には同じで、WEBにも「WEBならではの言語」というのがあります。例えばHTMLとかCSSとかJAVAとかPHPってやつですね。
※「タグ」と呼んだり「コード」と呼んだりしますが、ここでは便宜上「タグ」と呼ぶことにします。
これらの言語はWEB上で命令を出すための言語です。
例えば
- テキストを太字にしたり…
- アクセス解析をしたり…
- 問い合わせの数を計測したり…
などですね。これらの動きはすべてタグによって命令が出され、動いています。
GoogleアナリティクスをWordPressに設置する時も、こんな感じのタグを埋め込みましたよね。
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-××××××××"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-××××××××'); </script>
このよくわかんないタグですね(別名トラッキングコードとも呼んだり。一体どっちやねん…)。
このアナリティクスのトラッキングコードをサイトに埋め込むと「サイトを訪問したユーザーの閲覧データを追跡、分析せよ 」という命令を出します。
アクセスの履歴を記録することができる。
つまりタグを使ってweb上で命令を出し、ツールを動かしているんですね。
タグが必要なツール一覧
例えばタグが必要なツールがざっくり挙げるだけでも
- Googleアナリティクス
- Google広告のコンバージョントラッキング
- Google広告のリマーケティング
- Googleアプティマイズ
- サーチコンソール
などがあります。これらのツールもすべて「タグ(トラッキング)」によって動いています。すべてのツールは「タグ」によって命令され、動いています。
つまり、タグマネージャの仕組みはどうなってる訳?
アクセス解析ツールなどを使うためには、複数のタグをサイトに設置しなければいけません。
しかもWordPressのテーマを変更したり、プラグインが使えなくなったりした場合は、タグも全部取り替える必要があります。
その点、タグマネージャを使えばたった1回タグマネージャのタグを埋め込んでしまえば、あとは全部タグマネージャ1つで管理できます。
例えば内部リンクを計測ツールを設置したり、外部リンクを計測ツールを設置したり、というのもタグマネージャ1つでOK。
いちいち<head>タグの下にコードを入れたり、記事のリンクに計測ツールを埋め込んだりしなくても、タグマネージャでカンタンにできるようになります。
Googleタグマネージャはタグの一括管理ツール。アナリティクスは「タグ」の1つ
僕がタグマネージャについて何も知らなかった時に「Googleタグマネージャとアナリティクスって何が違うんですか?」って思ったんですけど
違いを説明すると
- Googleアナリティクス=タグを使ってアクセス解析を行うツール
- Googleタグマネージャ=アナリティクスなどのタグを一括で管理するツール
って感じです。
アナリティクスはあくまでツールの1つで、タグマネージャはそれらのツールを管理するためのツールです。「タグ(コード)をマネージメント(管理)する」からタグマネージャです。
ちなみにタグマネージャはアナリティクスとの相性が抜群なので、アナリティクスを使いこなしたい派には超絶おすすめです。
タグマネージャのメリット&デメリットについて
タグマネのメリット5つ
複数のタグがまとめて管理できる(効率が良くなる)
先程も書きましたが、タグマネージャを使えば複数のタグをまとめて管理するので作業効率が上がります。
今まではツールを使うためには
- アナリティクスを開いて~
- アナリティクスの施策をして~
- 次はアドワーズを開いて~
- アドワーズの施策をして~
別々の管理画面で操作する必要がありましたが、タグマネの画面1つで管理することができます。
アナリティクスなどの難しい操作が楽ちん
タグマネを使うことでアナリティクスの難しい作業がカンタンにできるようになりました。
例えばアナリティクスで内部リンク、外部リンクなどのクリック計測をするには「イベントトラッキング」という機能で1つ1つタグを埋め込む必要があります。
すっごい面倒くさいんですよね、イベントトラッキングのクリック計測って。
もしサイトに既に300記事くらいあって、全部の記事のアフィリリンクのクリック率を計測しようと思ったら300記事分のタグの埋め込みが必要です。
タグマネならそんなことをしなくても、簡単操作で内部リンク、外部リンクのクリック計測が一括実装できます。
「クリック計測したいけど難しそうだから諦めてました…」という人にはタグマネのクリック計測が超絶おすすめです。
プレビュー機能でタグなどの実装や変更が怖くない
タグマネにはプレビュー機能があります。
これはタグを実装や変更をする際に「ちゃんとタグが正しく動作しているか?」などの確認ができる機能です。
タグマネなら簡単にタグが設置でき、なおかつプレビュー機能で動作確認ができるのでサイトトラブルを未然に防ぐことができます。
仮に変更後にトラブルが起こった場合も、変更前に戻すだけでトラブル前の状態に戻すことができます。
ミスった時にやり直しができるのはめちゃ嬉しいですね!
作業内容をアクティビティ履歴に残すことができる
タグマネでは作業内容を履歴に残すことができます。
- いつ?
- どの作業をしたか?
を見ることができるので「サイトがバグって、焦っていじったら更におかしくなってデータが消えて、もう何がなんだか…(涙と変なワキ汗じゅわ)」みたいなこともなくなりますね!
Webページの動作がスムーズになる
タグマネージャで一括管理することで、ごちゃごちゃしたタグがスッキリし、Webページの表示や動作がスムーズになります。
色んなタグがサイトに実装されていると、サイトの表示や動作が遅くなる可能性があります。
タグマネージャならたった1つのタグですべて管理!使いやすい上の動作がサクサクなのはメリットしかないですね。
タグマネのデメリット3つ
とはいえタグマネにはデメリットもあります。
WEB初心者にはハードルが高い(未知の専門用語の嵐)
まずWEB初心者にはハードルが高いです。
「コンテナ」「タグ」「トリガー」などの見たことも専門用語が飛び交うツールなので、WEB初心者が飛び込んだら間違いなく混乱します。
「ググればなんとかなるっしょ」系の強気なWEB屋や、僕みたいな「新しいこと学ぶの大好き!」みたいなタイプなら良いですが、WEBが苦手な人にはしんどいかもしれません。
すべてのタグが管理画面で行える訳ではない
「タグを一括管理できる」といってもすべてのタグが管理できるわけではありません。
主にはGoogle系のツールが多く、YahooタグマネージャやPTengineなどのヒートマップも管理できません。
まあ「SEO対策=ほぼGoogle対策」みたいな面もあるのでGoogle系のツールだけでも問題ないと思いますが、Yahoo広告を中心に使う人にとってはデメリットですね。
サーチコンソールは管理できない
タグマネージャを見たところ、サーチコンソールは管理画面で使えないようでした(ググったけどわからなかった)。
できればサーチコンソールもまとめて管理出来たらよかったんですけどね、、、
そこら辺は今後のタグマネージャに期待ですね。
サイト分析をしっかり行いたい人向け!WEB初心者にはハードル高め
「色々わかったけど、結局どんな人におすすめなの?」という疑問にお答えすると、
- おすすめしたい人→サイト分析を極めてWEBのプロになりたい人
- おすすめできない人→これ以上難しいこと増やしたくない!記事だけ書いてたい!という人
という感じですね。
WEBの集客やマーケティングのプロになるなら、数字の計測は必須ですので、基本ツールとして持っておくべきでしょう。
逆に自分はブログやサイトの更新に集中して、小難しいことは全部プロに頼みたい!という人は使う必要はありません(それでも本当は使ったほうがいいんだけどね…)。
個人的には「全員使えばいいじゃん」と思ってます。
まとめ
タグマネージャは専門用語が多くて取っかかりは大変ですが、覚えればすべての作業が早く、簡単にこなせるようになります。
まだあまり浸透していませんが、おそらくあと2~3年もすれば
- サイトを作ったらとりあえずアナリティクス
ではなく
- サイトを作ったらとりあえずタグマネージャ
なってるはずです(それくらい便利なので)。ぜひこの機会にあなたのサイトにもタグマネージャを導入してみてくださいね。
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