どうも、大島です。
先日、MEO対策に関する記事を書いたんですが、割と反響が大きかったです。
読んでいただいてありがとうございます。
あと同時に「MEOは詐欺が多いので、MEOという言葉を使うとあなたも詐欺認定されますよ!」的なお声をいただきました。
そちらもご指摘ありがとうございます。
確かに調べてみたら、詐欺に近いレベルでやってる業者も多そうでした。
しかも手口もほぼ一緒です。笑
そこでこの記事では「MEO詐欺系の営業」でよくある手口と対策について詳しく書いてみました。
MEOの詐欺営業の5つの特徴
まずは典型的なMEOの詐欺営業の手口についてざっとご紹介します。
一通り挙げておくと、
- 成果報酬型である
- 検索1位~3位で報酬が発生する
- 「丸投げでOK!」の記載が多い
- 検索する場所は明記されていない
- 電話営業である
という点ですね。では1つずつ解説します。
①成果報酬型である
まずは成果報酬である点です。
成果報酬というのは初期費用は全くもらわず、出た成果に応じてお金をもらうというスタンスです。
成果報酬は報酬が月数万円(1日700~1500円)程度が平均っぽいです(大島調べ)。
最低契約期間は4~6ヶ月が多かったので、1件辺りの報酬予想は合計8万円~27万円程度となります。
でもコレ、よく考えてみると
月数万円では社員を養えないですよね?
てかどう考えても無理ですね。いやリームーです。
こうなると安売り合戦となり
「1日電話しまくって成約を取らないと会社が成り立たなくなるんじゃないかな?」
と思えます。
おそらく営業マンには「バンバン電話して仕事取って」くらいしか言ってない予感。なので、成果報酬の時点でかなり怪しいです。
②検索1位~3位で報酬が発生する
成果報酬の「成果」に当たるのは大抵、検索1位~3位の獲得です。
検索1位~3位は検索した時にパッと出てくる位置なので、非常に目立ちます。
MEOで上位表示をするなら、確かに検索1~3位を獲得しなければいけないのですが、実はここに落とし穴があります。
これこそが詐欺の手法となるのですが、、、これは後半書きます。
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③「丸投げでOK!」と言われる
「丸投げでOK!」「当社がすべて代行します!」と営業で言ってくる会社もあるそうですが、丸投げってありえないと思います。
丸投げでできることがあるとすれば、ただ店舗情報を入れるだけです。
MEOでは実際、店舗側でやるべきことも複数あります。
- 写真はどうするか?
- 動画はどうするか?
- タイムラインへの投稿はどうするか?
- 口コミ対策はどうするか?
など、決して丸投げできない点もありますし、そもそも「どんな写真を入れれば反応が上がるか?」などの観点からもちゃんと考える必要があります。
それが打ち合わせも何もない場合はかなりやばいです。
「当社に丸投げでOK!」と言ってる時点でサービスの質の低さが垣間見えます。
④検索する場所が明記されていない
また契約段階で検索する場所が明記されていないパターンもあります。
MEO対策の正式名称は「ローカルSEO検索」とも言いますが、ローカルは直訳すると「地方(場所)」という意味です。
つまりローカル検索は「地域名」などの検索なので、例えば「横浜+ラーメン」とか「宇都宮+餃子」などがローカル検索に当たります。
そしてこのローカル検索は「検索する場所によって検索順位が変わる」のが特徴です。
例えば「渋谷 カフェ」であなたが検索したとしましょう。
この時、
- 渋谷で検索した時
- 横浜で検索した時
- 宇都宮で検索した時
では全て検索結果が変わります。
例えば渋谷では1位だったけど、宇都宮で検索したら5位だった、ということもありえます。場所によって検索結果が変わるので、成果報酬のMEOではどこで検索した時を成果対象とするのか?が重要になります。
⑤電話営業である
詐欺系のMEO対策のほとんどは電話営業です(SEO業者も同じですけど)。
何故か?というと
- 数を回さないとお金が回らないから
です。
先ほども書いた通り、月額数万円程度で会社を回そうと思ったら、数十件~数百件レベルで取りまくらないと周りません。
なので、ネットだけで悠長と集客してる場合ではないわけです。
例えばMEOコンサルをSEOで集客しよう(ややこしいw)と思ったら、現状かなりライバルが多いです。
[colwrap][col2]
【「MEO+業者」のキーワード】
[/col2][col2]
【「MEO対策」のキーワード】
[/col2][/colwrap]
広告がたくさん並んでますね。
基本的に「広告がある=儲かるキーワード」なので、MEOコンサルは儲かる市場だと言えます。
そして今の内に大量の顧客を取って、抱え込んでしまえば数百万円の売上が出るようになります。
なので、電話営業を使って新規顧客を増やしまくってるわけですね。
つまり「電話営業をする業者」の大半は数を増やすためであり、より多くの新規顧客を増やすために行われてるわけです。
電話営業をする大半のMEO業者は「電話をしまくって新規の数を増やすこと」に執着していて、MEO業者自身も集客は全部営業任せにしている可能性が高いです。
つまり「電話営業=詐欺の可能性高め」とも言えます(確定ではありません)。
MEO詐欺を見抜く質問方法
ただ一概に詐欺の手法を使ったからと言って、詐欺かどうかを判断するのも難しいと思います。
もしかしたら良い人だったりする可能性もあるので、業者は見極めが必要です。
そこで「これである程度、見抜けるよ」という質問方法を伝授しますので、ぜひ使ってみてください。
①「成果対象となる検索場所はどこですか?」
「成果対象となる検索場所はどこですか?」と聞けば、ある程度ちゃんとやってるかわかります。
MEO対策は成果対象地点(どの場所で検索上位を獲得するのか?)が重要です。
例えば僕は青葉台のとあるカフェでこの記事を書いていますが、そのカフェの目の前で「青葉台+カフェ」と検索をしたら必ず1位になっちゃうんですよね。
それで「成果達成しました!」と言われても…って感じですよね。
店の目の前で検索すりゃあ絶対1位になりますて。
でも事前に「成果対象となる検索場所はどこですか?」と聞けば、順位計測の方法がわかります。
[aside type=”boader”]
- お店の前で検索しても成果対象=詐欺確定
- 現在地を除外した状態で検索1位になった場合成果対象=OK
※この後に言い訳をしてきたら、なおさら詐欺ぽです。ローカル検索の仕組み上、お店の前で検索したらほぼ確実に1位になるので、言い訳をしてきたとしたら必死にごまかしてるだけです。
[/aside]
となります。超シンプルですね。
MEO(ローカルSEO)は、「どこで検索するか?」によって検索結果が大きく変わるので、契約する前にちゃんと把握しておくことが重要です。
②Googleマイビジネスのガイドラインに違反していませんか?
「Googleマイビジネスのガイドラインに違反していませんか?」は必ず聞いておきましょう。
MEO業者では、Googleマイビジネスのガイドラインに違反している例もあるそうです。
例えば
- ビジネス名(お店名)にSEOキーワードを入れる
- 煽るようなキャッチフレーズを入れる
- 関係ない文字列を入れる(アスキーアートとか、余計な顔文字)
などはガイドラインの違反になります。
また当然ですが、宗教的なものや嫌がらせを助長するものなどもNGです。
ガイドラインはGoogle に掲載するローカル ビジネス情報のガイドラインをご覧くださいから見れます。
つまりまとめると
- ガイドラインに全く答えられない=詐欺率急上昇
- 明確に答えられる(またはガイドラインを出して説明してくれる)=OK
となります。
さすがに営業マンがGoogleマイビジネスのガイドラインをぜんぶ暗記している必要はないですが、せめてガイドラインを出して説明してくれるかどうかが大事かなと思います。
③なぜ、電話で営業してくるんですか?
「なぜ、電話で営業してくるんですか?」と聞かれるのは、電話営業部隊からするとめちゃくちゃ嫌です。笑
単純に面倒くさいし、「バンバン電話かけろ」と言われている立場からすれば答えられないからです。
※ちなみに電話営業は「そもそもネットを使わない層」には有効なリーチ方法だと思ってます。僕の知ってる人でもそもそもネットで情報を探さない層が一定数いるので…そういう意味ではアリかなと。
つまり「なぜ、電話で営業してくるんですか?」と言われて
- 答えられない(またはしどろもどろ)=詐欺率上昇
- 答えられる=答えによる
ですね。
営業マンの質を見れば、その会社の質もわかるので、なぜ電話したか?すら答えられない営業マンばかりおいてる会社の信頼性は薄いと言っていいでしょう。
ではでは最後にMEO詐欺の対策をまとめておきます。
【MEO詐欺まとめ】
①まずMEO(ローカルSEO)は検索する場所によって検索順位が変わってしまうので「どこで検索した時の検索順位を指しているのか?」は必ず聞いておこう。
②Googleマイビジネスのガイドラインに違反するとアカウント停止となり、そもそも使えなくなる可能性もあるので、ガイドラインには違反しないようにしよう
③電話営業をする理由の多くは「新規の数を増やしたいから」がほとんど。特に電話営業でかなり安い金額(月数万円~)が提示される場合は注意しよう。
まとめ
MEO対策は確かに今後、重要になってくる対策ですが、勝ちやすい故に業者やコンサルタントが溢れています。
これから更にMEOコンサル獲得のための熾烈な争いが激しくなってくるので、くれぐれも騙されないように、MEOの基礎中の基礎くらいは知っておくようにしましょう。
Googleマイビジネスのガイドラインを読んでおくのもおすすめです。
[box02 title=”参考ページ”]
Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドラインをご覧ください。
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