株式会社SNACの大島です。
Youtube広告費用はどれくらいか?は気になるところですよね。
Youtubeは広告の種類によって費用の計算方法が違いますので、それぞれの違いや計算方法を理解する必要があります。
そこでこの記事では
- Youtube広告で料金が発生する仕組み
- Youtube広告の動画制作費用
- Youtube広告の運用費
などをわかりやすく解説していきます。
Youtube広告の費用の目安は?
Youtube広告の費用の目安ですが
- どこのエリアにリーチするか?(全国?地元のみ)
- どのターゲット層にリーチするか?(男女どっち?年齢層は?)
によって大きく変わりますので一概に言えないというのが結論です。
例えば、Youtube広告でよく見るインストリーム広告(動画再生前や途中に挟まれる動画広告)を例にすると1回の視聴単価が2円~20円程度が相場です。
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【インストリーム広告の例】
※動画再生前や途中に挟まれる動画広告のこと
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インストリーム広告は全国的に配信することもできますが、地域を絞って配信することも可能です。
例えば私(大島松二郎)が住んでいる会津若松市は人口12万人程度ですが、仮に地域住民でYoutubeを見ている人全員に広告を流すとすると以下のようになります。
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【会津若松市でYoutube広告を配信する場合】
- 会津若松の人口:12万人
- Youtube利用者:約40%(約5万人)
- Youtube広告の再生単価:2円(地域を絞ると2~3円)
=市内全域に無制限でYoutube広告を流す場合、毎月10万円あれば全員に広告を表示できる
※Youtube利用者は2020年9月時点で約6600万人(約66%)と言われていますが、地方なので利用者割合を低く設定しました(もう少し低いかも)。
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上記はかなり単純な計算ですが、実店舗の場合は地域やターゲットを絞るので月10万円もかからないでしょう。
実際に広告を運用しているゴルフ場様の例では月1万円(1回の視聴単価2円)で回せています。
↓↓↓
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Youtube広告は高いイメージがある方もいると思いますが、エリアやターゲットを細かく絞ることで低予算で広告を回すことが可能です。
実店舗のようにエリアやターゲットを絞る場合は月1~10万円で出来ますし、全国的に配信する場合は月額100万円~になることもあるイメージですね。
Youtube広告で料金が発生する仕組み
Youtube広告は種類によって費用がかかる仕組みが違います。広告の種類に関しては以下の記事をご覧ください。
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Youtube広告とは?種類や仕組み・設定方法をわかりやすく解説します
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Youtube広告の3つの料金タイプ
Youtube広告の料金は
- 視聴単価
- CPM(又はインプレッション)単価
- クリック単価
の3つとなっています。
課金の仕組み | 課金タイミング | 広告例 |
視聴単価 | 広告をスキップせずに視聴した時に課金されるタイプ
|
|
CPM単価 | 広告が1000回表示される毎に課金される |
|
クリック単価 | 広告がクリックされた時に課金される |
|
費用の計算は上記の方法になるので、自分の使う広告の単価の計算方法を覚えておきましょう。
①視聴単価(インストリーム広告)
インストリーム広告は「Youtube広告といえばこれ!」と言えるほど代表的ですが、インストリームでは視聴単価で計算されます。
視聴単価とは「スキップせずに見た場合に費用が発生する」仕組みとなので、広告を見ずにスキップすればお金はかかりません。
料金が発生するタイミングは
- 動画を30秒以上視聴した場合
- 30秒未満の動画の場合は全部視聴した場合
- 動画広告から何らかのアクション(リンクをクリック)を起こした場合
のいずれかになります。
インストリーム広告では5秒間見ると「スキップ」と表示されますよね。
このタイミングで広告をスキップした場合は広告費用は発生しません。
5秒間でインパクトが残るような動画にすれば、広告費をかけずとも視聴者にアピールすることができます。
②CPM単価(バンパー広告・マストヘッド広告)
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【バンパー広告の例】
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【マストヘッド広告の例】
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バンパー広告やマストヘッド広告ではCPM単価で計算されます。CPM単価とは「インターネット広告が1,000回表示されたときに必要となる広告費」のことです。
別名で「インプレッション単価」とも言われていますが、呼びやすい方でいいと思います。僕も「インプ取って(表示されて)~」とか使いますし。笑
CPM単価のわかりやすい例として、以下のケースを見てみましょう。
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【CPM単価の例】
- 広告が5万回表示された
- 50,000回(表示)÷1,000回(CPM)=50
- CPM単価は1500円
- 50×1500=75,000円が広告費となる
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となります。
インプレッションの枠はエリアやターゲティングを間違えると一瞬で消費してしまう恐れがあるので、ある程度絞り込んで使ってみると良いと思います。
③クリック単価(ディスプレイ、ディスカバリー広告)
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【ディスカバリー広告の例】
※検索結果や関連動画の上部に表示させる動画広告
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【ディスプレイ広告の例】
※検索結果などに表示させるウェブサイトに誘導する為の広告。動画を使っていないのが特徴。
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特定のキーワードの検索結果や関連動画の上部などに表示させるディスプレイ、ディスカバリー広告はクリック課金型広告と呼ばれています。
両者の広告の違いとしては
- ディスカバリー広告:動画への誘導が目的
- ディスプレイ広告:HPやLPへの誘導が目的
ということです。この辺りはPPC広告とほぼ一緒の概念なので、運用したことがある方はわかりやすいかもしれません。
クリック課金型広告の場合、
- 1クリック辺り~円
という方式で計算されますので、クリック単価が5円だったら1000クリックで5000円ということになります。
キーワード毎の競合のレベルによってクリック単価が変わってくるので「このキーワードで広告を出している企業がいるか?」を事前にリサーチする必要があります。
Youtube広告費用をシミュレーションする方法
実はYoutube広告の作成画面を見ると、おおよその予測データを見ることができます。
Youtube広告のキャンペーン作成画面で広告の種類や予算、エリアやターゲティングをしていくと、最後の予測を出してくれるので参考程度に見ておくといいです。
ただ成果に関してはやってみないとわからないというのが正直なところなので、数万円程度の少額テストから始めてみるのがいいと思います。
Youtube広告の費用対効果をUPさせるコツ
最後にYoutube広告の費用対効果をUPさせるコツについて理解しておきましょう。
①広告の目的を理解しておく
Youtube広告を何のために行うのか?について理解しておきましょう。
例えば
- 来店(レスポンス)して欲しい
と思っているのに、来店への仕掛け(HPへのリンクなど)が何もなかったら来店しようがないですよね。
よく見る芸能人などが出演する広告ではブランド認知が目的ですが、中小規模の事業者の場合は必ずレスポンス広告を運用することが大切です。
必ずYoutube広告を始める上での目的を理解しておきましょう。
②エリアを絞り込む
対象エリアがある場合は必ず絞り込むようにしてください。
例えば事業所などがあるビジネス(塾、飲食店、美容室)の場合は、顧客が来店しやすいエリアがあるので、既存の顧客が来るエリアに合わせて設定するのがおすすめです。
Youtube広告のエリア設定では
- 県内や市内
- 事業所から半径~km
などに設定できるので、事業所がある場合はエリアを忘れないようにしてください。
③ターゲット(性別、年齢、子供の有りなし、収入層)を絞る
ターゲットは必ず絞り込みましょう。
ターゲティング(ユーザー属性)設定では
- 性別
- 年齢
- 子供の有りなし
- 収入
- トピック(興味のあるカテゴリー、チャンネルなど)
などを設定することができます。
最初は広めに取りつつ、反応に合わせてターゲットを絞り込むことで費用対効果を高めることができます。
④ABテスト用の複数の動画を用意しておく
テスト用の動画を複数用意しておきましょう。
広告用の動画は何度か変えてテストしてみることが重要です。例えば全く同じ内容の動画でも、素材の順番を並べ替えただけで効果が上がることもあります。
広告は自動化ができるのが利点ですが、逆に質の低い動画はマイナス点でも勝手に走ってしまいます。
高い広告効果を実現できるよう、常に複数の広告を作っておくようにしましょう。
まとめ
それではまとめです。
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【Youtube広告で料金が発生する仕組み】
広告の種類やエリア、ターゲティングによって広告費が大きく変わるため一概には言えないが、インストリーム広告の場合は1回視聴辺り2~20円程度で出稿可能。
【Youtube広告の3つの料金タイプ】
- 視聴単価(インストリーム広告)
- CPM単価(バンパー広告・マストヘッド広告)
- クリック単価(ディスプレイ、ディスカバリー広告)
の料金体系がある。Youtube広告作成の際に費用対効果をシミュレーションしてくれる機能があるので、それらを見てみると良い。
【Youtube広告の費用対効果をUPさせるコツ】
- 広告の目的を理解しておく
- エリアを絞り込む
- ターゲット(性別、年齢、子供の有りなし、収入層)を絞る
- ABテスト用の複数の動画を用意しておく
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以上になります。参考になれば幸いです。