株式会社SNACのまつです!
この記事ではスナックやバーの集客方法や具体的なアイデアを紹介します。なかなか一般客に知ってもらいにくいスナックですが、どうすれば地域住民に知ってもらえるのか?という疑問に回答していきたいと思います。
スナックでお客さんが来ない3つの理由
まずはスナックでお客さんが来ない(来づらい)理由について考えてみましょう。
スナックに飲みに行くお客さんは存在するのに、他の店にはお客さんが入ってなぜうちには来ないんだろう?そんな疑問に答えていきます。
①お店の存在を知らない
あなたのスナックにお客さんが来ない1つ目の理由は存在を知らないからです。
多くの見込み客はスナックに行こうと思ったら繁華街にぷらっと歩いて行くか、あるいはスマホでネット情報を見るでしょう。
- 「繁華街で目立たないビル内なので見つけられない…」
- 「ネットで検索しても出てこない…」
なんてことになると、どうしても存在がわからないので来店しようがありません。特にスナックは路地裏に入ったところやちょっと怪しげなビル内にある場合もあるので、初見はちょっと怖いのです。
「存在を知らないから選択肢に入らない」これが1つ目のお客さんが来ない理由です。
②お店の情報がない(足りない)
2つ目の理由はお店の情報がないことです。
例えばスマホでネットを探す人がなんとか情報を見つけたとしましょう。
でもせっかくお店の情報を見つけたと思ったら
- SNSもやってない
- ホームページも持ってない
- 口コミは3年前に1件のみ
- Googleマップはテナントビルの写真だけで、更新されてる気配はない…
てな感じだったらどう思いますか?営業されてるかどうかすら怪しく感じますよね。
特にスナックは明朗会計のお店は少なく、ママの方針によって雰囲気が変わるので、情報がなさすぎると怖いです。情報があまりに少ないと、せっかくつかみかけた新規客を逃してしまいます。
③苦手なキャストがいる
3つ目のお客さんが来ない理由は苦手なキャストがいることです。
例えばお客さんの話を聞かずに自分の話ばかりするとか、キャスト同士でばかり話してお客さんを放置するとか、まるでキャストとは思えない態度で接客をする人が一人でもいるとかならず常連客は離れていきます。
自分の場合は二連続で苦手なキャストが付いたら、その店には二度と行かなくなります。笑
接客の雰囲気やお客さんの微妙な態度を見れないお店は優良店とは呼べないからです。特定のキャストが付いた後に常連客や新規客のリピートがなくなるようなら、キャストによる顧客離れが起きてると考えて良いでしょう。
スナックの集客を増やすためのポイント
まずスナックの集客数を増やす上で最初に考えることは、集客の問題点を把握することです。一言に集客といっても問題点によってやるべきことは異なるからです。
例えば
- 「新規客が来ない」
- 「お客さんがリピートしない」
上記は「集客できない」という点では同じですが、問題点は違いますよね。新規のお客さんが来てくれないのにリピート対策ばかりするのはやり方が間違っていますよね。
まずは集客の問題点を絞り込んでいくことが重要です。
集客の問題点を絞り込むためには
- 問題を可視化する
- 見込み客の心理段階別のアプローチを学ぶ
- アプローチをする
という3つのステップで進めていきます。
①集客の問題点を可視化する
まずは集客の問題点を把握するために以下の表を用意いました。ご自身の集客状況に当てはまるものを選んでみてください。
現状 | 問題点 |
①常連客でお店が回っている |
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②広告を出してるのにお客さんが増えない |
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③リピート率が低い |
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基本的に集客の問題点は大まかに分けるとこんな感じです。
①常連客だけでお店が回っている
常連客だけでお店が回っていることの問題は「新規客が呼べていない」ということです。新規客へのアプローチをして、新規と常連客のバランスが取る必要があります。
②広告を出してるのに新規が来ない(少ない)
もし広告を出しているのに新規が来ないということは
- 広告を出す場所が間違っている
- 広告の出し方が間違っている
の、どちらかの可能性があります。広告は媒出し方によって成果が大きく変わるので、広告戦略の見直しが必要です。
③新規は来るがリピートしない
新規のお客さんは来るけどリピートしない場合は、お客さんを次に繋げる戦略が必要です。
②見込み客の心理段階に合ったアプローチをする
次のスナックの集客のポイントは
- 心理段階にあったアプローチをする
ということです。
お客さんはいきなり来る訳ではなく、心理ステップを踏んでからお店に来ます。詳しくは以下の表を見てみましょう。
心理段階 | 見込み客の思考 | 有効策 |
①知らない | 何も知らん | 知ってもらう |
②認知 | 知ってるけど興味ない | 興味を持ってもらう |
③興味 | 興味あるけどまだ行く気はない | 行きたいと思ってもらう |
④検索 | 行こうか迷っている | サービスの情報を提供する |
⑤来店 | 初めて来店(どきどき) | 2回目も来たいと思えるように対策する |
⑥リピート |
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見込み客がお店に来るまでの流れになります。
これを知らないと
- 新規が足りないのにリピートばかり頑張ってしまう
- リピート化が出来ていないのに新規ばかり集めてしまう
などのズレた戦略になりがちです。あなたのお店には何が足りないか?に合わせた上で、集客方法を決めていく必要があります。
③アプローチ方法を学ぶ
そして「これをやるんだ!」と決めたら集客方法を学びましょう。
集客を成功させるためには日々考えて実践していく必要があります。
スナックはママやキャストさんの魅力でお客さんが来てくれるため、逆に集客業務に本気で取り組むお店さんは少ないんですよね。
でもだからこそママやキャスト以外のアプローチ方法を学ぶことで、より集客アップが加速していきますよ。
スナックの集客方法(問題点別に解説)
では次はスナックの集客の問題点別の手法を見ていきましょう。詳しくは以下の表を見てください。
段階 | 手法(解説に飛べます) |
認知・興味(とにかく知ってもらう) |
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検索(お店を検索してもらう) |
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来店(お店に来てもらう) |
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リピート化(再来・リピートしてもらう) |
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①地元のフリーペーパー
地元のフリーペーパーは地域毎に発行している無料の情報誌です。地域の色んなお店や求人情報が乗っていたりして、夜のお店は後半の方に記載されていることが多いですね。
一例は以下に載せてみました。
↓↓↓
- 【群馬】Deli-J(デリジェイ)
- 【北海道】北海道ファンマガジン
- 【山形】やまコミ
- 【青森】クリッパー
地域によって発行部数や反応率も違うので、反応があるか試してみるのも有りです。
②ウェブ広告
ウェブ広告とはその名の通り
- インターネット広告
のことです。例えばこんなの見たことないですか?
上記の広告はローカル検索広告といって、特定のエリアや単語で検索した際に表示されます。
例えば
- 会津若松市内で「スナック」と検索した人に広告を表示する
という設定をすれば、会津市内のスナックに行きたい人に情報を見せられるわけです。ライバル店で使っている人が少なければ、月1万~3万程度でも十分に集客効果が見込めると思われますね。
③SNS(Twitter、Instagram、Tiktok)
SNSはお店の認知度を上げるために有効な方法です。
毎日の更新が必要なので向き不向きはありますが、人間性やお店の雰囲気がダイレクトに伝わるので、ビジュアルで見せられるスナックはSNSと相性が良いです。
2022年でのトレンドは圧倒的に動画ですが、写真でも十分に見せられるのでできることから始めてみましょう。
④ホームページ
ホームページは具体的なサービス内容や特徴を伝えられるメディアなので非常に重要です。
スナックにありがちなのは
- サービス内容がよくわからない
という状態です。常連さんなら大体の料金や雰囲気もわかるでしょうが、初めて行く人は不安も多いんですよね。
僕も初めて行くお店は未だに緊張します。笑
ホームページで料金体系やお店の雰囲気、客層、キャストの写真などを掲載しておくことで安心感を与えることができます。ライバル店がホームページを持っていなければ、持ってるだけでも差別化になるのでおすすめですよ。
⑤Googleマイビジネス
Googleマイビジネスとは、Googleマップ検索でお店をPRできるサービスです。
例えば以下を見てください。
近年のGoogleでは「居酒屋」「スナック」「不動産」などのお店の業種で検索をすると、Googleマップ情報が上位表示されるようになっています。
Googleマイビジネスを使って
- 写真を掲載する
- 正確な情報を乗せる
- お店の空き状況等を乗せる
など情報発信をすることで、検索した人の興味を引くことができます。
⑥ブログ・Youtube
ブログやYoutubeで発信することも新規を集める効果があります。
スナックはなんだかんだお客さんもモテたいので、スナックの女の子事情や会話方法などモテに役立つ情報を発信することで一定の集客効果が見込めます。
スナックはビジュアル要素が強いので動画がおすすめですが、ブログ+写真だけでも十分に効果は高いでしょう。
⑦新規クーポン・プレゼント
初回のお客さん限定のクーポンを発行しましょう。
先に書いておくと安売りしろと言っている訳ではありません。でも新規のお客さんは常連客と違って「お店の中身がわからない状態」なので不安を抱えています。
新規クーポンを使ってお客さんのリスクを下げることで来店へのハードルを下げてあげましょう。
⑧紹介特典
常連客が多いなら、紹介特典などをつけてあげるのもおすすめです。
「友達連れてきたら60分無料にするよ」などの特典があれば、「俺が奢るよ」といって友達を連れてくることもできますよね(60分無料だから奢っても実質0円)。
ポップなどで「お友達連れてきたら60分無料」と書いておけば、特典が欲しい人は連れてくるでしょう。
⑨2~3回目来店クーポン
初回来店客を2回目に繋げる為のクーポンを用意しましょう。初回客に何もしないまま帰してしまうとタダの安売りで終わってしまいます。
常連客にするためにはお店に来る癖(習慣)をつけてもらうことが大切です。
例えば
- 初回:60分無料
- 2回目:60分半額
などにして徐々にハードルを上げていくのもいいでしょう。お店に気軽に通える段階になれば通常料金できてくれるようになりますよ!
⑩常連さん向けクーポン
「初めての客ばっかり割引しやがって!」と思われないように、常連さん向けのお得なクーポンなども発行してあげましょう。
お店の隠れルールのような感じで
- 60分無料
- ボトルキープ半額
などを設定しておくと喜ばれるでしょう。常連さんを大切にするお店という印象も高まるのでおすすめです。
⑪LINE公式
LINE公式アカウントを作っておくと、紙で管理する必要がなくて楽です。
キャストさんとのLINEとは別にお店用のアカウントとして持っておいて
- クーポンや割引
- 平日にゲリラ割引
- 空き情報
などを送るのが良いでしょう。主に来店したことのあるお客さんや、常連だったけど来なくなってしまった方を呼び起こすのにおすすめです。
ただし家族がいる男性の場合、突然送られてきて奥さんにバレるリスクもあるので、お店の情報を送って良いかどうかを聞くようにしましょう。
スナックの集客アイデア3選
最後にスナックの集客アイデアをご紹介します。
①【初回限定】60分コースで「+60分」プレゼント!
初回限定で60分コースを利用した人にもう60分を無料でプレゼントする特典です。
ただ60分無料との違いは
- 120分利用しないと使えないこと
- 当日に使わないと特典が使えなくなること
ということです。
60分利用後に「初回のお客様限定で本日限りの+60分を無料で差し上げているのですがいかがなさいますか?」と聞けば、時間がある人はほぼ延長します。
仮に延長しなくても60分の料金はもらえるので損失はありません。それに長く飲んでもらった方が楽しんでもらえますから、常連になる確率も高まります。
②【初回のお客様限定】ボトルキープが半額
「スナックの常連客のほとんどはボトルキープをしている」という特徴を使ってボトルキープを半額にしてしまうのもありです。
長時間滞在する場合、飲み放題よりもボトルキープの方が安くなりますが、ボトルを入れた当日は料金が高くなることが欠点です。
でもボトルキープ半額なら当日も料金が抑えられるし、初回の当日限定にすればだいたい入れるでしょう。ただ何でも半額にするとヤバいので、ある程度制限はしておきましょう。
③【LINE特典】3回目まで使えるお得なクーポン
LINE登録者に初回から3回目まで使えるお得なクーポンをプレゼントしちゃう方法です。
ほぼすべてのビジネスにおいてそうですが
- 初回ほど離脱しやすく、常連になるほど離脱しにくい
という特徴があります。逆に言えば初回から3回目までに常連さんのように慣れてもらえれば定着率が高くなるということです。
またLINEに登録してもらえればお店側から連絡することもできるので、より近い距離でアプローチできます。
まとめ
スナックは立地が特殊なため、他の業種(居酒屋、ファミレス)と比べてもお店の認知度を上げるのが難しいです。
ただその分、自店舗で集客ができるスナックは他のお店と圧倒的な差別化ができるので、ぜひこの機会に出来ることから取り組んでみてください。
もしスナックの集客について相談されたい方はお問い合わせフォーム、又はTwitter(arata0_100)のDMにてお気軽にご相談くださいませ。