「自分で考えて行動するのが苦手…」と悩んでいませんか?
この記事では自分で考えて行動することができない人向けに原因と対処法を捧げます。
仕事で指示されたことはできても、自分で考えて行動することができないことってありますよね。
でも何もしないでぼーっとしているとサボっているように見えるし、内心では焦ってるけど何すればいいかわからないし…と負の循環になりがちです。
そこでこの記事では
- 自分で考えて行動できない人の特徴
- 行動できない原因と対処法
について詳しく書いていきます。
自分で考えて行動できない人の5つの特徴
「考えて行動できないよね」と言われても、具体的にどういうことなのかよくわからないことってないですか?
そこでまずは「自分で考えて行動できない人とはどういう人なのか?」についてまとめてみました。
①指示されないと行動できない
1つ目は指示されないと動けないパターンです。
指示された仕事はできるけど、自分で考えろと言われた瞬間に動けなくなってしまいます。
でもたとえ指示されなくても職場では
- 「何もしていない=サボっている」
と見られがちなのが辛いところ。
でも指示されないと何をすればいいかわからず、動けないせいで上司に怒られ、更に怖くて行動できなくなるという悪循環です。
指示待ちの人は「あの人何もしてなくない?」と周りから言われ、でも指示をあおったらあおったで「自分で考えろ」と言われる、という最悪のループにハマります。
②言われた以上のことをしない
2つ目は言われた以上のことをしないことです。
自分で行動できない人は言われた以上のことはしません。
- 「Aをやれ」と言われたらA(だけ)をやる
- 「Bをやれ」と言われたらB(だけ)をやる
といった具合です。
「言われた仕事は確実にするが、それ以上はやらない」というタイプですね。
「指示されたことだけは絶対にやる」というタイプなので単純作業なら重宝されますが、柔軟性が求められる職場では機能しないことが多いです。
③考えてばかりで行動できない
3つ目は考えてばかりで行動できないパターンです。
「自分で考えて行動しろ」と言われる人でも、実は頭の中では考えてたりするんですよね。
周りからはそう見えないだけで。
頭の中で考えたことが行動に移せなくて悩んでいるのです。
この場合は考えられないことではなく、「考えてるのに動けないこと」の方が問題です。
④予期せぬ自体に対応できない
3つ目は予期せぬ自体に臨機応変に対応できないパターンです。
仕事では予期せぬ自体がつきもの。
- 接客業ではクレーマーが来るわ
- 書類作成では入力ミスが起こるわ
- 営業先で忘れ物するわ
など予期せぬことは必ず起こります。
しかし普段から自分で考えていないと、いざ予想と違う場面で臨機応変に対応できません。
このタイプの人は普段から「柔軟に対応できないの?」とか「臨機応変に対応しなきゃ」とか言われてるはず。
対人コミュニケーションの経験が少ない人に起きやすい問題です。
⑤先のことを考えて行動できない
4つ目は先のことを想像してから動くことができないパターンです。
先のことを想像する力とは未来を予測する力のこと。
仕事ができる人の多くはこの未来予測の力が強いです。
未来予測ができるからトラブルを事前に回避してスムーズに仕事ができるのです。
未来予測は
- 「寝る前に食べたら太るな…」
- 「この発言をしたらきっと怒るな…」
- 「このメールならスムーズに事が運ぶな」
など「Aの行動をする→Bの未来が起こる」という思考です。
自分が見てきた仕事ができる人はこの未来予測の精度が高かったです。逆に仕事ができないと言われる人の多くは未来予測が苦手でしたね。
未来を想像する力の重要性を感じます。
⑥周りを見て行動できない
5つ目は周りを見て行動できない人です。
周りを見て行動できないとは例えば
- 上司が忙しそうなのにぼーっとしている
などです。
この「周りを見る能力」が欠如していると職場では非常に苦労します。
会社=組織ですから、空気を読んで動ける人が望まれますから、周りをまったく見れない人は徐々に信頼を失ってしまいます。
多くの職場では純粋な仕事のスピードよりも、人間関係が上手い人の方が好まれますからね。
「周りを見る」というのは職場では非常に重要です。
⑦納得しないと行動できない
自分の中で納得しないと行動できないパターンです。
行動する納得できないことがあったら行動できません。
褒めるなら「慎重に行動するタイプ」とも言えますが、何事もいちいちすべて納得しないと進めないのでは上司から厄介者扱いされます。
あまりに理不尽なら納得できないのもわかりますが、なんでもかんでも納得しなきゃ動けないのはしんどいです。
疑問がある度に止まってしまうのは難点かもしれません。
【考えて行動できない人の特徴まとめ】
- 指示されないと動けない
- 言われた以上のことができない
- 考えてばかりで動けない
- 予期せぬ自体に対応できない
- 先のことを考えられない
- 周りが見れない
- 納得しないと動けない
など「自分で考えて動く能力」が欠けている人は、会社で働くのはなかなか苦労してしまいます。
考えて行動できない4つの原因
自分で考えて行動できない人の心理や特徴がわかったところで、次は「自分で考えて行動できない原因」について解説しましょう。
僕の職場での経験から考える原因は
- ミスや失敗に対する不安がある
- 致命的な危機に直面したことがない
- 上司の指導力が不足している
- モデルロール(お手本となる人)がいない
の4つです。
①ミスや失敗に対する不安がある
1つ目は「失敗の責任を負わされることへの不安」です。
自分で考えて行動する=自分が行動の責任を負うということです。でも自分で考えて行動した結果、上司から「勝手な行動をするな」と言われたら凹みますよね。
僕の過去の経験では
僕「何かやることありますか?」
上司「自分で考えてやって」
自分で考えて動く…
上司「何か自分でやる前に俺に一回聞いて」
僕「!!?」
みたいな理不尽に何度も出くわしました。
「だったら自分でやれや」と思ってキレてたら教えるようになりました()やったことがない仕事をやれと言われて出来ないと怒るのは100%上司が悪いです。
ただ失敗する不安が大きい人は、過去に子供の頃に友達や親に失敗を責められたり怒られたりした経験が関係してる場合もあります。
失敗をすることは怖くないのですが、失敗に対する周りの反応が怖いという感じですね。
②致命的な危機に直面したことがない
2つ目の原因は致命的な危機に直面したことがないことです。
自分で考える能力は「考えなきゃヤバい」という危機に直面することでも養われます。
例えば学校で理不尽にブチ切れる先生とかいたら、なんとかブチギレないように大人しくしたり、寝ないように頑張ったりしましたよね。笑
それって「理不尽な先生がキレないように”考えながら”行動している」わけです。
しかしながら
- 親に甘やかされる
- 先生にも甘やかされる
- 友達にも甘やかされる
となると危機に直面することがありません。
危機感がなければ自分で考える必要がないですから、結果的に考えて行動する力が養われないのです。
「怒られるかも」「クレームになるかも」という危機感は、ある種考えて行動する力に繋がります。
③上司の指導力が不足している
3つ目の原因は上司の指導力が不足していることです。
新入社員としては会社のルールを守れない自分が悪いと思ってしまいがちですが、違います。
何も指導しないくせに文句いってくる上司は全員ゴミです。
理想的な仕事をしてもらいたいなら指導をするのは当たり前です。だって上司が理想とする仕事の仕方なんて上司しか知りませんからね。
もし「上司から何も教えられてないのに仕事ができないと言われる」という場合は上司の指導力がないのが最大の原因です。
④モデルロール(お手本となる人)がいない
会社にモデルロールがいないことも原因の1つです。
何事でも「尊敬する人を真似したくなるもの」です。
- 仕事ができる
- 周りから慕われている
- 社長にも一目おかれている
なんて人がいたら自然と「この人みたいになりたい!」と思うはず。
自分も会社員時代は尊敬できる先輩の真似をしたり、認められるように行動していました。
でも上司が全員クソだったら誰の真似もしたくなくなります。
「真似したくなるほど尊敬できる人がいない」というのは、あなたが行動できない原因かもしれません。
考えて行動できない人の5つの対処法
では考えて行動できない人はどういう対処をしたらいいのか?5個の対策を書いていきます。
①考え方を調べる
考え方がわからなかったら考え方を調べてみましょう。
人には考え方の癖があります。
例えば「考えるばかりで行動できない人」はぐるぐる同じことを思考するパターンが身についています。
仕事を効率よくこなすためには、仕事をこなすための考え方があるので、自分で調べたり先輩に聞いてみたりしてみましょう。
②ルール化する
2つ目の対処法はルール化することです。
ルール化とは仕事における行動パターンを決めることです。
ルール化と聞くと考えずに動くと思ってしまいがちですが、まったく違います。
むしろ仕事はルール化できてないからミスります。ルール化できていない=行き当たりばったりで仕事をするということなので、無駄に疲れる上にミスが増えます。
ルール化とは「最も効率よく、ミスらずに仕事ができる方法を考える」ということ。
効率の良い方法が身体に染み込んだら仕事が早くなる上にミスらず、疲れなくなります。仕事がスパスパこなせればどんどん仕事が楽しくなってきますよ。
③モデルロールを見つける
3つ目はモデルロールを見つける方法です。
「自分で考えて行動する方法が、自分で考えてもわからない」という場合には他人の真似から始めたほうが楽です。
例えば「バケモノの子」という映画では熊徹の息子である九太(人間の息子)が、強くなるために編み出したのが「熊徹のやることなすことをそっくりそのまま真似てみる」でした。
- 手の動き
- 足の運び
- ご飯の食べ方から声の出し方
までそっくりそのまま真似をして、熊徹の戦法をコピーしたのです。
モデルロールを見つけてコピーするのは仕事ではよくあります。
もし職場に尊敬する先輩がいたら仕事のスタイルや話し方など真似してみるというのもおすすめです。
④出来ることを一個ずつ増やす
4つ目はできることを一個ずつ増やしていく方法です。
仕事は何事も器用にこなせる人もいれば、一つ一つを丁寧にこなすタイプもいます。そういう人は焦らず今の仕事を完璧にこなすことを目指しましょう。
今の仕事が完璧にミスらずこなせるようになってから次の仕事に着手したほうが結果的に丁寧に、なおかつ早くこなせるようになるはずです。
⑤転職する(最終手段)
最終手段は転職です。
仕事のせいで自信を失うようであれば転職をした方がいいかもしれません。
人は良い環境にいれば自信が付きますし、合わない職場は自信がどんどん奪われます。
仕事は職種よりも人間関係に依存します。もし今の職場の人間関係に心の底からストレスを感じているなら転職も視野に入れてみましょう。
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