【2017年版!】WordPressのバックアップデータを復元・移転する方法まとめ(Xサーバー編)

今回はバックアップした
WordPressデータを復元する方法を
書いていきます。
- サーバー移転の場合
- 誤ってデータを削除してしまった場合
どちらでも使える方法なので
ぜひ試してみてください。
WordPressのバックアップデータを復元する手順
今回、WordPressの
バックアップデータを復元するにあたり、
用意しなければいけないデータは
- WordPressのWebデータ
- データベースファイル
の2つです。
これらは必ず用意された状態で
次の作業を行ってください。
※復元するためには
この2つのファイルがバックアップされている必要があるので大事なデータを死守!WordPressのバックアップ手順まとめ(Xサーバー編)!を見ながらバックアップを取ってください。
仮にどちらのデータも消えてしまった場合は、
Xサーバーのバックアップデータのお申込みサービスを利用すれば、WEBデータもデータベースも両方取り戻すことが出来ます(バックアップ期間はWeb・メールが1週間、データベースは2週間までとなります)。
※ドメインを削除する前に必ず
WEBデータ及びデータベースのバックアップを取ってくださいね!!
バックアップを取らないとWEBデータ(プラグイン設定・アップロードデータ・テーマ設定)が全部消えるのでご注意ください!
移転元(移行する前)のXサーバーからドメインを削除する
ではまずは移転元のサーバーから
移転したいドメインを削除します。
※しつこいですが
ドメインを削除する前には必ず
WEBデータ及びデータベースのバックアップを取ってください!!
バックアップを取らないとWEBデータ(プラグイン設定・アップロードデータ・テーマ設定)が全部消えるのでご注意ください!
まずは移転元のXサーバーのサーバーパネルにログインし『ドメイン設定』をクリックしましょう。
各ドメインの中から移転したいドメインを探し『削除』をクリックします。
移転をするドメインかどうかを確認し、
OKであれば『ドメイン設定の削除』を
クリックして削除しましょう。
※削除するとデータ移行が完了するまでの間、自分のWordPressブログが見れなくなります。その点に了承する場合のみドメインを削除してください。
移転先のXサーバーで該当のドメインを追加する
次は移転先のXサーバーで
移転したいドメインを追加します。
次は移転先のXサーバーの
サーバーパネルにログインし
『ドメイン設定』に入りましょう。
『ドメイン設定の追加』をクリックします。
ここで移転するドメインを入力し、
追加をしてください。これで移転先でのドメイン設定は完了です。
※まだ表示されるわけではありません。
そのまま次に進みましょう。
移転先のXサーバーにWordPressをインストール
次は先ほど設定したドメインに
移転先のXサーバーでWordPressをインストールします。
新規のWordPressを
インストールする手順と全く同じ手順で
WordPressをインストールしてください。
※データベースファイルとFTPでWEBデータのバックアップがとってあれば問題ありません。たぶん!
まずは移転したいドメインに『設定対象ドメイン』設定をしてサーバーパネルにログインをします。
自動インストールをクリックします。
プログラムのインストールをクリック。
WordPress(日本語版)をクリックしましょう。
ここで各項目を入力してWordPressをインストールしましょう!これでWordPressのインストール作業は完了です。
ユーザー名やパスワードなどはバックアップから復元した時に元通りになりますので適当で大丈夫です。
インストール後に出てくるデータベース情報をすべてメモっておくこと!!
尚、WordPressを
自動インストールした後の画面に表示される
データベース名やデータベースユーザー名、
パスワードなどは必ず全部メモ
しておいてください。
復元の際に使います!!
データベースを復元する
WordPressをインストールしたら
次はデータベースを復元します。
WordPressインストール後にメモしたデータベース情報を確認
まずはWordPressをインストールした後に
メモを取ったデータベース情報を目の前に
用意しておきましょう。
これがないと作業がこなせなくなりますので必ず用意を!!
ドメイン設定をしてphpMyAdminにログインする
次はphpmyadminにログインをします。
phpmyadmin(バージョンは先ほどWordPressをインストールした際のメモを参考にしてください!)をクリックしましょう。
MySQLデータベースユーザー名とパスワードを入力してログインをします。
赤枠内のデータベース名をクリックします。
テーブルが並んだ画面になります。
データベースの復元作業をする前に、既存のテーブルを削除する必要があるので、画面下までスクロールしていきましょう。
真ん中に文字列が並んでいるのが
既存のテーブルになります。
上記の画像に従って、
- 『すべてチェックする』にチェックを入れ
- チェックしたものを『削除する』にして
- 実行する
の3つの作業をしてください。
これで新規でインストールした
データベースが真っ白になります。
ではいよいよバックアップしておいた
データベースファイルを
インポートする番なので
- インポート
をクリックしてください。
データベースファイルをインポートする
次に元々バックアップを取っておいた
データベースファイルをインポートします。
作業自体は簡単で、
- 移転元でバックアップをしたSQLファイルを選択し
- 実行する
の2つの作業でOKです。
これで何もトラブルが起きなければ
データベースファイルのインポートが終了です!!
※注意 データベースファイルがインポートできない場合!!
ちなみにデータベースファイルが大きすぎるとインポートできない場合があります。その場合はbigdampというソフトを使ってインポートすると大きなファイル容量でも問題なくインポートできます。
超巨大な MySQL のデータを共用サーバーにインポートできる BigDump の使い方でも解説されていますが、これだけだとちょっとわからなそうなので、補足します。
まずはbigdumpの公式サイトにアクセスをして
bigdampをダウンロードしましょう。
bigdampをダウンロードします。
ダウンロードしたらファイルを解凍してテキストエディアなどで開いてみましょう。
ファイルを開くと40行目辺りに
データベースを入力する画面になりますので、
- $db_server = ‘MySQLのホスト名‘;
- $db_name = ‘データベース名‘;
- $db_username = ‘データベースユーザー名‘;
- $db_password = ‘データベースパスワード‘;
をそれぞれ入力して保存してください。
次はbigdampのファイルに
復元(インポート)するデータベースファイルを
入れましょう。
bigdampファイルを
public_html内にアップロードします。
http://(ドメイン)/bigdump/bigdump.phpにアクセス
次はhttp://(ドメイン)/bigdump/bigdump.phpにアクセスをしてみましょう。
これで『Start Import into ‘DB名’ at ‘サーバ名’”』と書いてあるので、Start Importをクリックするとインポートされます。
これで問題なくできれば
データベースファイルのインポートが完了です!
※まだ画像やプラグインなどは復元されていませんので次に進んでね!!
FTPソフトで移転先のサーバーにWebデータを復元する
次にFTPソフトで移転先のサーバーに
Webデータを復元します。
Webデータとは
- public_html内のファイル
すべてのことです。
バックアップした『public_html』を、
先ほど新規でWordPressをインストールしたドメイン内にある『public_html』内にアップロードします。
アップロードはFFFTPでも良いですが、
個人的にバグが相当多いので、
最近はFilezillaを使っています。
使い方はFTPソフト「FileZilla」の使い方【初心者向け】で解説されているので見ながらダウンロード、インストールしてみてください。
Webデータの復元方法
ではFille Zillaを立ち上げ、
サーバーに接続します。
データを復元したいファイルを
クリックしましょう。
『public_html』をクリックしましょう。
このPublic_html内に
あらかじめバックアップしてあった
移転元の『public_html』ファイルをすべてアップロードします。
データ量が多いと
1時間くらいかかる場合もあるので、
気長に待ちましょう。
※ファイルの転送が失敗する場合もあるので、その際は『再度キューに入れる』を選択して成功するまで転送してください。
転送に失敗したファイルがある状態で
右クリックを押すと項目が出てくるので『再度キューに入れる』を選んで再度転送するといいです。
wp-config(データベース情報)
ファイルをアップロードしたら
それで終わりではありません。
この状態のままだと
データベース名などが
移転元のままになっており、
サイトを表示することができません。
『wp-config』ファイルを立ち上げ
移転先のデータベース情報に書き換えていきましょう。
まずはアップロードしたファイルの中から『wp-config』をデスクトップにダウンロードし、移転先のデータベース情報に書き換えて再度アップロードします。
『wp-config』をデスクトップに入れます。
Terapadなどの
テキストエディタで
『wp-config』ファイルを開き、
データベース情報を移転先の情報に書き換えてください。
これで終わりです!
と言いたいところですが、
まだ表示は変わらないんですよね。。。w
すべてのエラーを解決するために僕が行った復元手順
もし上記の手順でも
エラーが出た場合は
下記の方法を試してみてください。
『データベース確立エラー』の場合
まずデータベース確立が出た場合は
データベースに上手く接続できない状態の可能性が高いです。
その場合は
- 『wp-config』が正しく書き換えられているかどうか?
を確認するようにしましょう。
1文字変わるだけでもエラーが起こるので、
カンマやピリオドが消えていないかなど確認をしましょう。
『500 internal server error』の場合
次は
- 『500 internal server error』が出た場合
の対処方法です。
僕はこれに一番悩まされて
いつの間にか1晩をPCと共に過ごしましたw
『.htacsess』を初期化してみる
そこで僕が行ったのは
- 『.htacsess』の初期化
です。
『public_html』内にある
『.htacsess』内の情報をすべて初期化してみました。
初期化するには
下記のコードを使いましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
# BEGIN WordPress RewriteEngine On RewriteBase / RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.php [L] # END WordPress |
テキストエディタで
『.htacesse』を上記のコードに書き換えて、
『.htacesse』をアップロードしなおせば大丈夫です。
※必ず元の.htacesseファイルをバックアップしてからアップロードするようにしてください!!
ブログ内で表示されない画像がちょいちょい!!
次は画像がなぜか
上手くアップロードされてない
場合です。
記事を見ていくと、
なぜかアイキャッチがなかったり
記事内の画像がaltに入れ替わっていたり、上手く画像がアップされていませんでした。
その場合は、
filezillaなどで
画像ファイルをアップしなおす必要があります。
画像ファイルの場所は
- 自分のドメイン→
- public_html→
- wp-contents→
- uploads→
- 2013~やら2017やらの順番でクリックしていくとで表示できます。
バックアップしてある
ファイルのuploads内のファイルを
年別にアップロードしなおしてください。
僕の場合は2015、2016、2017のファイルを一つずつ地道にアップロードしていきましたが、この手順で無事画像をすべて表示することができました。
『設定の反映待ちか、存在しないアドレスです。 しばらく時間を置いてから、再度アクセスをお試しください。』の場合
『設定の反映待ちか、存在しないアドレスです。 しばらく時間を置いてから、再度アクセスをお試しください。』の場合はサーバーやドメインを移転したばかりで反映に時間がかかる場合です。
基本的に何らかの
トラブルの場合は
- 404エラー
- 500 internal server error
- データベース確立エラー
- ●●のサーバーのDNSアドレスが見つかりませんでした
- WordPressは表示されたが、画像などのファイルが破損している、もしくはない
などの表示が出るはずです。
このいずれかを
一個一個確認すれば、
表示させることができるかもしれませんのでお試しください。
まとめ
基本的にバックアップは
移転元のデータが万全にとってあれば
問題ありません。
一番ヤバいのは
保存もせずに色々いじって
修復不可能になった場合です。
これだけはほんとーーーーーーーーーに避けたいw←やってしまった人
何事もバックアップあれば
憂いなしですので、あなたもデータの復元やサーバー移転などの際はくれぐれもご注意くださいね!!
それではこの辺で!!