【広告の神が認める】クリック率を5.3倍に上げるタイトルテクニックとは?

あなたは普段、
タイトルのクリック率をチェックしていますか?
特に検索エンジン内でのクリック率は最重要です。
なぜかというと検索エンジン内での
クリック率を上げることによってアクセス数が大きく変わるからです。
「タイトルだけでアクセス数が数倍に上がりますよ!」なんて言われても、にわかには信じられないかもしれません。
ただ、現在僕のブログの平均検索順位は「15位」ですが、平均クリック率の5.3倍の数字が出ています。
Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Studyより引用。
15位を見ると平均クリック率は1.43%ですね。
では僕のブログの平均クリック率を見てみましょう。
15位で7.66%になっていますね。
15位平均クリック率の1.43%と比べると5.3倍です。単純計算で平均クリック率の場合よりも5.3倍の集客力があるということになります。
- 「タイトルだけでアクセスに5倍以上の差がつく」
とわかれば多少、
気合も入るのではないでしょうか。
今回は僕が実際にクリック率を上げるために使っている最新テクニックをご紹介します。
★ブログのアクセスアップ方法をまとめた記事はこちら★
目次
読みたくなるタイトルに必ず「得=ベネフィット」が含まれている
まず読みたくなるタイトルには
必ず含まれている要素があります。
それは何か?というと「得=ベネフィット」が含まれているということです。
別に「本で学んだから」ではなく
「自分の記事を読んでもらう方法を追求した結果、ベネフィットにたどり着いた」って感じです。「あ、このテクニックオレ使ってるじゃん」って思って、改めてタイトルにベネフィットを入れることの重要性に気づきました。
僕のコピーライティングのバイブル本の中ではこんなことが書かれています。
1.成功(最大限の費用対効果)へのカギは、広告のあらゆる要素を絶えずテストすることにある。
2.どう言うかより、何を言うかのほうが重要。
3.ほとんどの広告では、見出しが1番重要。
4.1番効果的な見出しは、相手の「得になる」とアピールするか、「新情報」を伝えるもの。
5.中身のない短い見出しより、何かをきちんと伝えている長い見出しのほうが効果的。
6.一般的な内容より、具体的な内容のほうが信用される。
7.短いコピーより、長いコピーの方が説得力がある。
ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則
11Pより引用
上記の文はコピーライティングの始祖であるデイヴィッド・オグルヴィのまえがきの内容です。
ここでは「3」と「4」に注目してみると
- 見出しが1番重要(ブログで言うタイトル)
- 1番効果的な見出しは、相手の「得になる」とアピールするか、「新情報」を伝えるもの。
となっています。
ブログに置き換えて要約すると
「記事を読ませる上で1番重要なのはタイトルである。そのタイトルには「相手の得になる要素(ベネフィット)」もしくは「新情報である」ことを伝えると効果的ですよ」ということです。
特に読んでもらう上で大切なのは
「相手の得になる」という部分です。
相手にとっての得を生み出すことによってつい読みたくなるタイトルになります。
「相手の得になる(ベネフィット)」とは?
では「相手の得になる(ベネフィット)」とはどういうことなのか?というと、ベネフィットはその情報を手に入れることによって得られる理想の未来のことです。
例えば
- ダイエット情報なら→このダイエット方法をすることによってくびれが出来る!
- 受験情報なら→この勉強方法を実践することによる偏差値が1ヶ月で5上がる!
- 筋トレ情報なら→この筋トレを実践することによって大胸筋がこんなに膨れ上がる(写真を見せる)
などのことです。
実践することによる得を相手に見せることによって「この情報が知りたい!」と思う人がクリックしてくれます。
「メリット」は「得」ではない
ちなみにベネフィットは
メリットとはまた別のものです。
メリットは商品のウリや機能性や利便性のこと。
例えばiPhoneだったら
「画素数が良いから写真がキレイ」
「電池持ち」
「アプリがサクサク動く」
「スマホケースがたくさんある」
などのメリットがありますが、これはベネフィットではありません。
読まれない記事を書く人は
メリットとベネフィットをごっちゃにしていることが多いです。
「メリット」によって得られるベネフィットは?
ではどういう風に切り分けたらいいのか?というと
- メリットを受け取る先に待っている理想の未来は?
という思考法をすることです。
- 「画素数が良くて写真がキレイなので、ご家族でおでかけした時にキレイな写真で思い出に残せますよ」
- 「電池持ちが良いから、出先や電車の中ですぐ電池が切れることもなく安心して使えますよ」
- 「アプリがサクサク動くから、途中でカクカクしたりフリーズすることもなく気持ちよくゲームができますよ」
- 「スマホケースがたくさんあるから、周りの人達より一歩進んだおしゃれができますよ」
上記の赤文字の部分がベネフィットです。
よく注目してみると「メリットがあることによって何が得られるのか?」という先の未来にフォーカスしているのがわかると思います。
- メリット=その商品(など)が持つ強み、機能、利便性(現在)
- ベネフィット=メリットを受け取ることによって理想の未来(未来)
という感じです。
時間軸が違うので、メリットとベネフィットは明確に区別するようにしましょう。
「得=ベネフィット」を生み出すタイトルを付ける5つのSTEP
ではタイトルにベネフィットを
入れるための5つの手順をご紹介します。
この手順を使えば誰でも読者にとってのベネフィットが考えられるので是非試してみてください!
1.キーワードを選ぶ
まずはSEOキーワードを選びます。
これは基本過ぎるくらい基本なので、詳しい話は端折ります。
今回はこんなキーワードにしてみました。
- 専業主婦 お小遣い稼ぎ
ちなみにキーワードを選ぶ際は悩みレベルが深いほどベネフィットを作りやすいです。「悩みがある=解決策が欲しい」と考えている可能性が高いからです。
逆に「専業主婦 小遣い なし」のような悩みをつかみにくいキーワードは、ベネフィットを生み出しにくいので避けましょう。
- このキーワードは解決したい悩みがあるか?
という視点で考えてみると良いと思います。
2.ターゲットを決める
次はターゲットを決めていきます。
ターゲットとは「どういう悩みを抱えている人?」という部分です。
できれば知っている人でターゲットにできそうな人がいればその人にしましょう。逆に「経営者でもないのに経営者をターゲットにするのは避けてください。
絶対にスベります。
知らない人に知った気されると人は気分が悪くなります。ちゃんと「あなたがよく知っていて、なおかつ悩みを抱えている人」をイメージし、ターゲットにしましょう。
今回はこんな感じの人をターゲットにしてみました。
主婦で1児のアラサー母。
おこづかいが月2万円。今のままで好きなものもお洋服も買えない。もっと自分で使えるおこづかいが増えればいいなと思っている。自宅から中々出れないので自宅で出来るお小遣い稼ぎがあればいいなと思っている。
ターゲットの悩みに関しては「キーワードに関する悩み」を中心に絞ってあげていくと効果的です。個人的にはライフスタイルまで細かく上げる必要はないと思ってます。
3.相手にとっての最高の未来(得=ベネフィット)を考える
次はターゲットにとっての「得=最高の未来」を考えていきます。
ここで注意をして欲しいのは
「得」とは「相手にとっての得」であって
「自分にとっての得ではない」ということです。
よくある間違い:自分が良い=相手にとっても良いという勘違い
例えばあなたが「お小遣い稼ぎをするなら必ずパソコンを買ったほうが将来的に良いと思う!」と思っていたとします。でもターゲットが主婦だとしたら、手軽にお小遣い稼ぎをしたいのにパソコンで出費をするのは嫌なはずです。
相手側から見ると
あなたのその行動はこういうメッセージに聴こえます。
- ”自分は”パソコンを買ったほうが良いと思う。だからあなたもそうすべきだ。
ただこういう思考で記事を書くと間違いなく失敗します。あなたが超ファンが付いてる有名人なら別ですが、そうでない限りは求める情報を提供するのが基本です。
得=相手が求める情報がベース
つまるところ「得」とは
相手が求める情報をベースに作ります。読者が「初期費用をかけずに稼ぎたい!」と思うなら初期費用をかけずに稼ぐ方法(例:スマホで出来る副業)を提供すべきでしょう。
- 自分の思い込みではなく、データを見て相手が求める情報を予測していく
というのがコンテンツの基本です。
「相手にとって必要な情報」→自分本位☓
「相手が求める情報」→相手本位○
この2つの違いを理解して「相手が求める情報をベース」にコンテンツを作っていきましょう。
「得」の具体例
ではどういう得を作っていけば良いのか?というと、キーワードとターゲットのデータから欲しいであろう情報を抽出していきます。
例えば先程出したキーワードとペルソナは以下のものです。
- キーワード:専業主婦 お小遣い稼ぎ
主婦で1児のアラサー母。
おこづかいが月2万円。今のままで好きなものもお洋服も買えない。もっと自分で使えるおこづかいが増えればいいなと思っている。自宅から中々出れないので自宅で出来るお小遣い稼ぎがあればいいなと思っている。
このターゲットの悩みと望みを予測して
ピックアップするとこんな感じになります。
- 主婦である
- 自分で使えるおこづかいが欲しい
- 月2万円では少ないと感じている(好きなものも買えない)
- 自宅で出来る方法が良い
- 子供がいるからあまり多くの時間も取れなそう
上記を見る限り
「あまり時間がなく、月に使える小遣いもないので、自宅で出来るような手軽な小遣い稼ぎを探している」ような印象を受けます。
また現状が月2万円の小遣いと考えると
「月収100万円!」などよりも「月1万円~3万円」の方が現実的で響く気がします(飛躍し過ぎると逆に響かなくなるからです)。
と、これらの要素を考えて
今回はこんな得(ベネフィット)を考えてみました。
専業主婦でも自宅で出来る!スマホだけで月1万円のお小遣い稼ぎ
※これはタイトルではなく「得(ベネフィット)」です。タイトル、リード文、見出し、内容のすべてをこのベネフィットに沿って作るということです。
これはタイトルではなく「ベネフィット」です。
このベネフィットを元にコンテンツを作っていくことにしましょう。
4.「得=ベネフィット」をベースにタイトルを作っていく
そして出来上がった
ベネフィットを元にタイトルを作っていきます。
試しにベネフィットとキーワードを組み合わせてタイトルを作ったら下記のようになりました。
例:【スマホ1台でOK!】専業主婦のお小遣い稼ぎにおすすめな10の方法
例:【専業主婦におすすめ!】完全無料でできるお小遣い稼ぎ10パターン
例:【専業主婦でもOK!】スマホ1台で出来るお小遣い稼ぎ10パターン
よく見るとところどころに
ベネフィットが散りばめられているのがわかると思います。
「よくわからんぞ?」という人のために
何のベネフィットも入れていないタイトルと見比べてみましょう。
【ベネフィットなし】
例:専業主婦のお小遣い稼ぎは「まずパソコンを買え!」
例:専業主婦のお小遣い稼ぎは自己投資が大切
例:専業主婦のお小遣い稼ぎはマインドが最重要
※ただ自分の言いたいことを言いたい放題言っているだけ。これでは相手にとって何の得もない。
【ベネフィットあり】
例:【スマホ1台でOK!】専業主婦のお小遣い稼ぎにおすすめな10の方法
例:【専業主婦におすすめ!】完全無料でできるお小遣い稼ぎ10パターン
例:【専業主婦でもOK!】スマホ1台で出来るお小遣い稼ぎ10パターン
ターゲットの悩みに沿ったタイトルを付けているから、クリックされやすい。
見比べてみて何となくわかりましたか?
おそらく前者の方をクリックしたい人はいないはずです。
でも、驚くほど多いんです、前者みたいなタイトルの人。
もし「得=ベネフィット」が全く含まれていないタイトルを付けている状態なら、改善するだけでクリック率は10倍以上に上がることもザラです(特にSNSでのシェア率、クリック率は格段に上がります)。
なんとなく「得(ベネフィット)」の威力が伝わったでしょうか?少しでも伝わっていれば幸いです。
5.ターゲットとベネフィットは統一すること
ベネフィットを生み出す上で大切なのは
- ターゲットとベネフィットは統一すること
です。
ターゲットがいなければ悩みもわからず、ベネフィットを生み出すことができません。ベネフィットだけでもターゲットがふわふわだと言い回しに軸がなくなってしまいます。
- ターゲット
- ベネフィット
両方揃ってこそ高いクリック率が引き出せるので、この両方は必ず意識しておきましょう。
まとめ
ベネフィットはコツがいるので最初は少々難しいかもしれませんが、一度身につければビジネスをする上でどんな画面でも役に立ちます。
- ブログのクリック率
- サービスページの販売率
- セールスレターの販売率
- イベント告知ページ
など「ベネフィット」を使いこなせれば必ず売上が上がりますので、ぜひこの機会にマスターしてくださいね。それではこのへんで!
★ブログのアクセスアップ方法をまとめた記事はこちら★