【2019年版】医療・健康アップデート以降の整体院・整骨院・治療院のSEO対策方法

どうも、大島です。
この記事は「2018年~2019年のアップデート後の整体院や整骨院・治療院のSEO対策方法」について書いています。
Googleアルゴリズムのコアアップデートによって、整体院、整骨院、治療院、サプリメントなどの健康・美容に関わるジャンルの検索順位が大変動しました。
そんな中、この記事では「そもそもGoogleは何を目的として頻繁にアップデートを行うのか?」という視点から紐解いてみました。
※ちなみに細かいアルゴリズムは書いてないし、解析もしていません(それはめちゃくちゃ詳しい人がやってくれてるので)。あくまで一営利企業のGoogleの考えを紐解いたものであり、そのGoogleへの対策をまとめたものです。
目次
Googleが医療・健康系のアップデートを立て続けに行う理由
で、医療系・健康系アップデートに関して僕が思うことは
- 信頼性が一番欲しいのはGoogleじゃね?
ってことです。
そもそもコアアルゴリズムアップデートが起こったのは
- 2018年8月
- 2018年12月
- 2019年3月
- 2019年6月
の合計4回です。
そのGoogleコアアルゴリズムアップデートが起こる以前(2018年8月以前)は、医療系も健康系にもSEOに強いだけのサイトがバンバン上位に上がってました。
例えば
- アフィリエイトサイト
- 謎の専門家サイト
- 整体院、接骨院、治療院
- 個人病院
- キュレーション
- ブロガー
などなどですね。
煽り立てるコピーライティングで作られた整体院のページや、謎の医療系アフィリエイトサイト、ネット情報を寄せ集めただけのキュレーションサイト、元医療従事者と名乗る謎のブロガーなどのブログが上位表示されたりしてました。
※別にディスるつもりはないですが「監修」と記載されてるだけのアフィリサイトや、「元医療従事者」と名乗るブロガーが上位表示されてるのはあまり気分の良いものではありませんでした。多くのサイトやブログの目的は「お金だけ」ですから。
ハッキリ言うと「有象無象」が上位表示されまくってたんですね。
中身は関係なく「SEOが上手ければ上位表示される」か、または「がら空きだったら誰でも上位表示できた」って感じでした。
でも、、、
結局、信頼性皆無なブログやサイトが上位表示されるとどうなるか?というと、巡り巡って一番ダメージを受けるのは誰か?というと、Googleなんですよね。
信頼性の薄いサイトの上位表示は、Googleの評判を落とす
SEOのアルゴリズムを利用して稼ぐのはご勝手にどうぞといった所ですが、あんまりエゲツない稼ぎ方をしまくりと、そのダメージを一番喰らうのはGoogleです。
何故か?といったら、
- 信頼性の薄いサイトを上位表示させることは、Googleの評判を落とすから
です。
どこの誰かもわからない医療・健康サイトが上位表示されると、それによって、Googleがダメージを受けて、評判が落ちてしまうわけです。
だからこそGoogleの評価をこれ以上落とさないためにも、コアアルゴリズムのアップデートが必要だったわけです。
Googleはなぜ、専門性、信頼性、権威性を重要視したか?
Googleは
- 専門性
- 信頼性
- 権威性
を重要視していますが、なぜGoogleは上記の3つを重要視しているのか?を考えることが重要です。
SEO視点ではなく、Google視点で考える
で、つい自分がサイト運営をしているとサイト運営側の視点になりがちですが、SEOという概念自体、Googleから生まれたものなので、Google視点で考えることも重要です。
おそらくSEOをやってる人の視点ではこうですね。
【SEO屋さん】
これからは専門性、信頼性、権威性のあるサイトが重要視されます。
よって「上位表示するため」には、専門性、信頼性、権威性のあるサイト作りを目指さなければいけません。
ではどうすれば良いのか?というと…
出典:僕
たぶん、SEO業に携わる人はこういう考え方をするはずです。
もちろん僕もこの視点は必要だし考えますけど、でもこれだけじゃあただの主観的な視点になってしまいます。
ちなみに僕の答えは全然違います。
【Google神の声】
マジでいいかげんにしろよ。
お前らが金目的でクソみたいなサイト作りまくって、SEOテクだけで上位表示させまくったせいで、ユーザーの信頼をどんどん失ってるじゃねえか。
おんなじキーワードでぶつかりあって一体何やってんの?
猪か?全員猪なのか?
もっと、違うキーワードで攻めれるとことかあるだろ。
検索結果を全部アフィリサイトやまとめサイトで埋め尽くす気か?勘弁してくれよ。
とりあえずウザいから全部リセットするわ、ポチっとな(健康アップデート2018年8月)。
これからは「信頼性・専門性・権威性」が備わってないサイトは上位表示させないからな。
だからちゃんと「信頼性・専門性・権威性の高いサイト」を作って、オレたち(Google)の評判を落とさないようなサイト作りをしてくれよな。
ちなみにアルゴリズム読めないようにガンガンアップデートかますから、俺達を出し抜いて上位表示なんか出ると思うなよ。
※その後2018年12月、3月、6月にアプデ連発。
出典:僕
という感じです。
※口が悪いのは僕が書いてるからです。笑
つまりはGoogleが言いたいのは「専門性・信頼性・権威性のあるサイトを上位表示させますよー」と言ってるのではなくて、
- 今後の検索エンジンのためにも専門性・信頼性・権威性を踏まえて作ってくれ(ただし成果は保証しないぜ)
ってことですね。
「Googleクソ」と言われるのは避けたいGoogle
Googleが最も避けたい現象として大きいのは、
「Googleマジクソじゃん。
もう二度と検索使わねーわ、ゴミ情報乙」
って言われることです。
もしGoogle検索結果にある情報がクソ過ぎたら、もう検索を使いたくなくなりますよね?
もし「風邪薬 即効性」と検索したときに、謎の元医療従事者(かもしれない人)のアフィリブログが出てきたり、ギックリ腰になった時に検索したら、ただの素人のブログが出てきたら嫌ですよね。
これによって信頼を失うのは、ブログやサイトを運営している人もそうですが、何よりGoogleが信頼を失います。
検索エンジンを使ってる人からすれば、
- そのサイトがクソ
ではなく
- 検索エンジンがクソ
という認識だからです。
いくら下位ページに良いサイトがあろうが、上位サイトのクソな顔ぶれが変わらない限り、Googleの信頼度は変わりません。
Googleが恐れているのは
フィリエイトサイトが上位表示することではなく、
ブロガーが台頭することでもなく、
個人の整骨院、治療院、病院が上位表示することでもありません。
僕の見解としてGoogleが恐れているのは
「Googleマジクソじゃん。
もう二度と検索使わねーわ、ゴミ情報乙」
って言われることなんですね。
だからこそ専門性、信頼性、権威性を重要視し始めたわけです。
Googleが信頼できる情報=ユーザーに信頼されている情報
で、じゃあGoogleが信頼できる情報ってなんなのか?と考えると割と明確で
- ユーザーに信頼されている情報
です。
いやちょっと違うか。正確に言えば。
- ユーザーが信頼せざるを得ない情報
と言ったほうが正しいですね。
Googleは別に医療従事者でもなければ医療関係者でもありません。
ただの一営利企業ですので、医療情報そのものを正しく判断することはできません。
そこで信頼性の根拠となるのが「ユーザー評価」です。
検索エンジンのユーザーが信頼していて、それらの情報を評価しているものを信頼性、専門性、権威性の高い情報とみなします。
特に「医療関係者や従事者のブログ・サイトからの被リンク」などは、間違いなく評価の対象となります。
具体的には
- 製薬会社からの被リンク
- 病院からの被リンク
- 医療メーカーからの被リンク
- 個人で有名な医療従事者からの被リンク
などは評価がかなり上がりやすいと考えられます。
他にも
- SNSでURLがシェアされる(ソーシャルリンク)
- SNS上で発言される(サイテーション)
- 直接名前で検索される(指名検索)
などなど、ユーザーの客観的な評価こそがサイトの重要度を上げていくだろうし、もっと言えば「評価をしているユーザー自身の信頼性」も重要視していくと考えられます。
つまり「認めざるを得ないユーザー評価をもらってるサイト」は、アップデートがあっても生き残るでしょう。
専門性・信頼性・権威性を高める方法
以上を踏まえた上で専門性、信頼性、権威性を高める方法です。
ユーザー評価をしっかり高めて、医療・健康アップデートに振り回されないサイトを作っていきましょう。
※注 「専門家の意見」は根拠ではない
と、その前に勘違いする人がいそうなので説明しておくと、専門家の意見は根拠ではありません。
- 「医者が書いてるから」
- 「看護師が書いてるから」
- 「弁護士が書いてるから」
- 「歯医者が書いてるから」
これらは根拠にはなりえません。
医師である根拠があっても、発信する情報には根拠がないからです。
むしろ専門家であっても、無根拠な情報を垂れ流しているとどんどん信頼性は下がっていきます。
「専門家だから」「医者だから」というのは根拠には成りえないし、信頼性には繋がらないことを頭に入れておきましょう。
①専門性を確立する方法
まず専門性を確立する方法は
- 専門家としての条件
を満たすことです。
専門家になる条件は「専門家として周りから認知されること」なので、別に明確な基準があるわけではありません。
あなたがターゲットとする人達に認められれば、それはもう専門家としての条件を満たしています。
条件は業種や職種によって違いますが、
- 髪型
- 服装
- 肩書き
- 経歴
- 実績
- 活動内容
- ストーリー
などの観点から「あなたは何者か?」が決まります。
例えば「SEOの専門家」だったら、SEOキーワードで1位を取りまくったり、大きなPV数や売上を作ったり、SEOの公開実験をしまくって経歴、実績を作った上で肩書きを名乗れば、
「ああ、この人はSEOに命かけてるなあ」
と思ってもらえれば専門家としての認知が生まれます。
逆に活動内容、経歴、実績が見えないのにいきなり専門家を名乗ると「誰やコイツ」と思われる可能性大です。
- 経歴や実績、活動内容を情報発信すること(記録に残していくこと)
が大切です。
②信頼性を確立する方法
信頼性を確立する方法はざっくり書くと
- 理由と根拠を明確にすること
です。
例えば「これで肩の痛みが取れました」という記事を書くにしても、
- なぜ、肩の痛みが取れたのか?
- どういう根拠があるのか?(解剖図を見せたり、レントゲンを引用したり、カルテを使ったり、患者さんの写真を入れたり)
という項目があるだけで信頼性が上がります。
意外と普段は責任のあるお仕事をされているのに、情報発信をする時にだけ適当になる人って多いです。
今や現実世界も、ネット世界の評価も同じです。
ネットの評価はあなたのもとに帰るし
あなたの評価はネット上にも現れます。
自分の発言に信憑性をもたせるだけの理由や根拠を付けて、信頼性を上げていきましょう。
③権威性を身につける方法
権威性は簡単には身につきません。
「この業界といえば?」と想像した時に1、2、3で出てくるくらいのレベルです。例えば「カフェと言ったら?」→「スタバ!」みたいな感じですね。
「権威がある」とはその業界において大きな影響力があり、多くの人の信頼を獲得している状態です。
- 権威性=影響力
と言ってもいいかもしれません。
で、この権威性を最も簡単に手に入れるには
- 他人から影響力をもらう
のがベターです。
例えば権威をもらった例と、もらってない例で言うとこんな感じです。
①権威をもらった例:【スタバから学ぶ】離職率が4.8%(平均の1/3)を秘訣
②権威をもらってない例:離職率を下げる方法
さて、前者と後者、どちらの影響力が高いと思いますか?
おそらく大半の人が前者の①を読むと思います。
得体のしれないコンテンツよりも「スタバ(という権威)」を使ったほうが信頼性が高いからですね。
ってな感じで、誰もが知ってる偉人やその道のプロを引用すると、権威を一時的にもらうことができ、信頼性が高まります。
もちろん引用ばかりだと「コイツ自分の意見全然ないな」と思われるので、あくまで自分の意見を主として、意見を補強するために引用を使うのが正解です。
名言は書店などで探せば、偉人の名言がゴロゴロありますので、そういったものを積極的にコンテンツ利用していくのが良いと思います。
要するに「魅せ方」で決まるって話
これからはあらゆる角度から「あなた(のお店)」の評価が下される時代になります。
- 髪型
- 服装
などの見た目はもちろん、経歴、実績、情報の質、活動内容などあらゆる観点があなたの評価対象となります。
どこを見られても抜けのない情報を用意しておき、ユーザーからの高評価につなげていきましょう。
まとめ
専門性・信頼性・権威性は、今後Googleが最も重要視していく要素になります。
更に言えば、これらの要素は情報そのものではなく「ユーザーの評価」によって判断されます。
そして「SEOのためだけに書かれているサイト」はアップデートによってどんどん消えていき、本当にユーザーにとって役立ち、なおかつ専門性、信頼性、権威性の高いサイトが残っていきます。
記事を参考にあらゆる角度からあなたというコンテンツを魅せる工夫をしていきましょう。
コンサルではこれらの要素を踏まえたサイト制作や情報発信のサポートなどもしているので、興味がある方はお問い合わせよりご相談ください。