サーチコンソールとは?「単語も知らない初心者」のための解説書

「とりあえずサーチコンソールは登録しておきましょう!」と、どっかのブログで言われてそのまま導入したものの、使い方がわからず悩んでいませんか?
僕自身、サーチコンソールを入れて
本格的に使い始めたのはブログを始めてから2年後でした。笑
なんか入れたんだけど役に立てられる気がしなくて。笑
でも一度使い始めからというものキーワードツールよりもサーチコンソールを使う機会の方が増えました。
そこで今回はブログ初心者で
サーチコンソールを入れたけど単語も使い方もわからないよ!という方のために徹底的にわかりやすく解説してみました。
★WordPress入門編が全部まとめてあります★
目次
サーチコンソール(通称:サチコ)とは?
サーチコンソール(サチコ)を一言で言うと、
- 自分のサイトやブログがGoogleの検索上でどんな動きをしているか?を監視できるツール
のことです。
サーチコンソールの代表的な機能に「検索アナリティクス」がありますが、そこでは主に下記のような働きをしています。
上の図は検索ユーザーと
サーチコンソールの動きを図にしたものです。
検索ユーザーの行動を逐一記録しているのがわかると思います。
こうして検索ユーザーが
- 特定のキーワードで検索(例えば「ブログ 初心者」)して→キーワードを計測
- 検索ページ一覧を見て→ページの表示を計測
- 好きなタイトルをクリックして→クリックを計測
- サイトを表示する→サイトの表示速度などを計測
までの一連の行動を取ると
それらをサーチコンソールが記録していくわけですね。
またサイトが正常に表示できないなど、何らかのエラーが起きている場合はすぐにメッセージで知らせてくれます。
そして記録されたデータは
すべてサーチコンソール上に
データとして保存されます。
サーチコンソールを見れば「自分のサイトがどのキーワードで何位に表示されているか?」とかもハッキリわかるから、記事が増えてくるとキーワードツールよりもサーチコンソールを使う機会の方が増えてくるよ。
ピヨ三郎
検索アナリティクスのデータで検索順位の向上に役立てる
ただ「記録してるって言われても
いまいちピンと来ないよ…」という方もいると思うので、一例として僕の検索アナリティクスデータを見てみましょう。
画像を見てみると
記録したデータが数字化され、
すべて一覧で見れるのがわかりますね。
項目を説明すると
- 検索クエリ(ユーザーの検索キーワード)
- クリック数(検索結果に表示された内、自分のサイトがクリックされた回数)
- 表示回数(検索一覧ページに表示された回数)
- CTR(表示回数の内、自分のサイトがクリックされた割合)
となっています。
これらのデータを常時計測し、保存してくれます。
検索アナリティクスの
データを活用することで
より検索順位を上げるのに役立ちます。
※どう活用するのか?については後ほど解説しますね。
検索上位に上がらないキーワードで記事を書くより、既に検索1~2ページに上がってるキーワードで記事を書いたりリライトしたほうが簡単に順位が上がるんだ。ブログSEOをちゃんとやりたいならサチコは必須だよ。
うさ四郎
アナリティクスとサーチコンソールの違いって?
サイトの運営ツールで
もうひとつ代表的なのが
アクセス解析ツールのGoogle アナリティクスです。
でも一度もツールを使ったことがない方は
アナリティクスとサーチコンソールの違いも良くわからないですよね。
じゃあGoogle アナリティクスと
サーチコンソールの違いは何なのでしょうか?
ざっくりと両者の違いを分けると
- サーチコンソール=検索ユーザーがサイトに入るまでの記録が見れる(SNSは除く)
- Google アナリティクス=ユーザーがサイトを訪問した後の記録が見れる
ということです。
サーチコンソールはサイトの外部データ
アナリティクスはサイトの内部データが記録できると言うことになります。
例えばですが、サーチコンソールは特定のキーワードで検索順位を上げるためのリライト・新規記事の投入、アナリティクスは回遊率(ユーザーがサイト内を巡回してくれる確率)や成約率(商品が売れる確率)の向上に役立ちます!サチコ(サーチコンソール)は外部、アナリティクスは内部対策に適しているからですね!
ネコ真面目三兄弟
サーチコンソールの活用方法
じゃあなんとなーく話はわかったけど
具体的にどう活用すればいいのか?が
気になるところ。
そこで次はサーチコンソールの基礎的な活用法をお伝えします。
作業方法というよりも
どのように考えれば良いのか?
という基礎概念としてお読みいただければいいかと思います。
サーチコンソールの主な外部施策3つ
先程も書きましたが、
サーチコンソールはサイトの外部の改善に役立ちます。
ざっくり挙げると
- サイトの検索順位を改善する
- サイトのクリック率を改善する
- サイト表示を改善する(スマホ対応、表示の高速化など)
などです。
1つ1つ説明していきますね。
サイトの検索順位を改善する
サチコはサイトの検索順位を
改善するのに役立ちます。
例えば
とあるキーワードであなたの記事が
- 検索順位→30位
- クリック率→10%
という結果だったらどう思うでしょうか?
普段からツールを使っていないとわからないかもしれませんが、実は3ページ目の最後に表示されているのに10%のクリック率は相当高いです。
違う言い方をすると、
- 検索順位は低いが、興味を惹くタイトルになっている
ということですね。
基本的に検索ユーザーは
特定のキーワードで検索した後、
興味のあるタイトルを見てクリックをします。
この中で
よりユーザーの興味を惹きつける
タイトルを付ければクリック率は上がるわけです。
でも普通に考えて3ページ目まで
熱心に調べてわざわざクリックするでしょうか?
よほど興味がなければクリックなんてしないですよね。
ここで2017年現在の検索順位別クリック率を見てみましょう。
引用元:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study
★2017年の検索順位別クリック率★
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
このデータを見ると
検索30位で10%のクリック率は
明らかに高いのがわかります(実際は1%以下です)。
この場合、
タイトルは質が高いわけですから
見出しやコンテンツの中身を
検索ニーズにマッチングさせれば検索順位が向上する可能性が高いといえます。
まあつまり中身を
リライトする必要があるということですね。
サイトのクリック率を改善する
次はサイトのクリック率を改善することができます。
例えば先程の事例と逆で、検索順位が高いのにクリック率が低い場合、タイトル、ディスクリプションを見直す必要があります。
上記の画像を見ていただくとわかりやすいと思いますが、タイトルとディスクリプションを見直すことでクリック率を改善することができます。特にタイトルはクリック率を上げる上で最重要項目なので、出来る限り考えて付けていきましょう。
タイトルの付け方は下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
★反応率を上げるタイトルの付け方を学ぼう!★
サイトの表示を改善する(スマホ対応、表示の高速化など)
サイトの表示を確認できるので、
ユーザーの使い勝手の向上に役立ちます。
代表的なツールとして
などがありますが、
これらを活用することで
スマホに最適化するための施策が見えたり、
表示速度の改善の有無などを把握することが出来ます。
当ブログはモバイルフレンドリーになっていますね。
サイトの表示速度はダメみたいw
画像をたんまり使っているブログなので仕方ないと思っていますが。
とまあつまり
サイトの表示に関わる
テストや対策ができます。
復習すると
- サイトの検索順位を改善する
- サイトのクリック率を改善する
- サイト表示を改善する(スマホ対応、表示の高速化など)
この3つが主な活用法になります。
※僕はサチコはあまり使いまわしている方ではないので、この他に活用方法があったら教えてくださいm(_ _)m
サチコの基本機能を使うだけで、闇雲にブログを書くより遥かに早く成果が出るよ。ちゃんとキーワード選定をして検索順位を見る。そして検索順位を上げるための対策をする。地味な作業だけど、結局地味な作業の積み重ねで結果がついてくるからね。
うさ四郎
まとめ
サーチコンソールは
ブログを始めたての頃はピンと来ないかもしれませんが、ブログ運営を長く続ければ続けるほど活用法に幅が出てきます。
それに登録しておけば
勝手にデータを取得してくれるので、
まずは登録だけでもしておくといいでしょう。
サーチコンソールの登録方法は下記の記事を参考にしてください。
★まずはサチコを登録してみよう!★